投稿日:2019年01月30日
[ようこそ美術館へ]だから絵はおもしろい。
ボクネン美術館には、個人客や団体客などいろんなお客さんが訪れます。時にはその鑑賞者の方々から絵のことを聞かれたりしますので、答えたりすることもあります。ただ、絵は説明できるものではありませんので、なるべくそれは差し控えることにしています。それで基本的な情報、作家のプロフィールなどで対応します。 それでも鑑賞者...
投稿日:2019年01月15日
[ようこそ美術館へ]展示中の作品から。
今回も、いま美術館で行われている展示会『生命の息吹』から1点紹介させてください。 八重山にミンサー織りという木綿素材の工芸があります。その模様(柄)はかなり有名ですから、みなさんもよく知っているとおもいます。真ん中が空いた十字とその反転した二つの図柄でできていますが、これは五つと四つの四角ができることから「...
投稿日:2019年01月07日
[ようこそ美術館へ]展示会中の作品から。
現在、行われている展示会『生命の息吹』から1点紹介しましょう。 ボクネン作品といえば、緑門のノスタルジア、海の輝き、古民家の風景など、沖縄らしさがよく知られるところです。ところがそんな作品たちとは違って健康的でない暗い作品もけっこうあります。そんなところが、この作家の面白さです。 たとえば“男と女の闇...
投稿日:2018年12月25日
[ようこそ美術館へ]豊見城市ウージ染め協同組合のみなさん。「これは“概念”が頭...
今年1918年も2週間を切った12月19日。23℃のあったかい水曜日。豊見城市から19名のお客様が美術館に足を運んでくれました。 サトウキビから生まれたウージ染め織り物のプロのみなさん。日頃から沖縄の色彩には敏感な方たちだけあって、色へのこだわりはスタッフも勉強になるほどでした。 ちなみに、みなさんすべ...
投稿日:2018年12月17日
[ようこそ美術館へ]展示会の作品から。
開催中の展示会『生命の息吹』から、作品をひとつ紹介しましょう。2000年制作の『茜さす』(47.5×61.5cm)です。ボクネンは2000年から2008年までの頃は「超視線の時代」といっていいほどの画風が多いです。この絵にしても、私たちはどこから見ているのでしょう。そう、人間の目の位置ではないことがはっきりわかり...
投稿日:2018年12月10日
[ようこそ美術館へ]新聞記者が取材に。
本日、12月10日。雨のなかを新聞記者のSさんが美術館の取材に来てくれました。前回までは、「水」とか「山」のくくりでの展示会。これまでは実際に目に見えるものが展示会のテーマだったこともあって、今回の目には見えないテーマの「生命」(いのち)には少し驚いたようす。 こちらが、ボクネンはどんな作品にでも「命をどの...
投稿日:2018年12月03日
[ようこそ美術館へ]Dear BOKUNEN
ボクネン美術館へ来た外国人の方の鑑賞眼を紹介するコーナーです。この方は想像力がとても豊かなようですね。いつもおもうのですが、日本人に比べて外国の方は、とても直接的に感じたことを言葉にしているようです。日本人はどちらかと言えば、情緒的で心情を述べることで絵を楽しんでいるのではないでしょうか。国や文化によってさまざま...
投稿日:2018年11月26日
[ようこそ美術館へ]展示会の作品から
今、ボクネン美術館では「生命の息吹」〜地球のまつり〜を開催中です。そこで僕の「一押し」を紹介しますね。それは1999年に制作された『根吹桜』(ねぶきざくら)という作品です。その理由を紹介してみましょう。「絵に説明はいらない」「絵は観るひとのものだ」という言い方がありますが、「絵は観るひとのものだ」を唯一の助けにして...
投稿日:2018年11月12日
[ようこそ美術館へ]“そらいろえん”のみんながやってきた。
11月に入ってまもなく美術館に一枚のファックスが届きました。 「わあ〜!」しゅりちゃんとその近くにいた子ども達が声をあげました。 「キレイ!」 「夜の絵かなぁ」 「キラキラ光っているね。キレーイ!」 「オウチの光かなぁ」 「星みたい!」 保育士の私が「こ...