投稿日:2017年11月24日
北中城役場退職会のみなさんが、来館。
北中城村の役場退職会のみなさん26名が美術館を賑わせたのは、11月の20日の月曜日午後。退職した方たちですから、もちろん貫禄ある熟年のみなさんばかり。男女ともやはり興味を持つのは、“紋様”が彫り込まれた女性像のことでした。 「この女性たちは、誰がモデルなんですかね?」 と70代の男性が作品を見つめなが...
投稿日:2017年11月14日
もうすぐ『紋様展』。
今週の11月17日(金)からボクネン美術館では新しい展示会『紋様の祈り〜未来へのまじない〜』(全71点)が始まります。なんだか、わかりづらいタイトルかも知れませんが、スタッフみんなで、興味深いワクワクするような展示会にしようと張り切っていますので、ぜひ足を運んでもらえると嬉しいです。 この展示会のテーマであ...
投稿日:2017年11月06日
中城小のみんなもやってきた。
10月の27日、明日から台風圏内に入るというニュースの真っ只中。美術館を訪れてくれたのは、中城小学校4年生64名のお友達と、伊礼先生と二人の先生。 子供たちは説明や注意事項を聞き終わると、一斉に自分の好きな絵を探して散らばった。何しろ生徒たちに感心したのは、ひっきりなしに質問を浴びせかけてくれたこと。「どう...
投稿日:2017年10月23日
絵に言葉を。
もうご存知の方も多いはずです。ボクネン美術館では、版画専門誌『版画芸術』に年4回広告を出しながら、版画作品に〝言葉〟をのせています。今回は、この冬発売の178号。作品は『赤を纏う』(2002年、48.0×47.0cm)です。 そこで、スタッフがつけた言葉は《少女の鎧》。絵は赤い紅型を前にして、女性が着る前の...
投稿日:2017年09月11日
琉球弧の隣人。
ぼくが小学校3年生くらいのころ、ある楽しみがあった。それは両親が「沖縄芝居」に連れて行ってくれることだった。「乙姫劇団」の男役を張る「女優」はじゅうぶん色気のある男役を演じていて、とても感情移入した覚えがある。とにもかくにも「沖縄芝居」は、ひとつの少年の憧れだったのだ。 そして、最近その淡い感情を思い起こして...
投稿日:2017年08月28日
霊力を合わす。
上の作品は『祓歌』(はらえうた、45.0×45.0cm、1998年)と言います。霊場でふたりの神人が「神歌」を歌っているところです。 ここで、ひとりではなく、どうしてふたりなのか?という単純な疑問が、最初この絵をみたとき、思いました。その後、そのことも忘れていましたが、最近ふとある文章を読んで、この絵がありあ...
投稿日:2017年07月03日
島吹。
ボクネンは今年、画業30周年を迎えました。それと合わせて、この30年のあいだに新聞雑誌などに掲載されたエッセイ、絵本などの文章、インタビューや対談などの収録も数多く残しています。それで『風の島』(ボクネン読本)<仮称>というタイトルで、200ページ程の出版を企画しています。 その編集作業を進めるなか、面白...
投稿日:2017年06月26日
『樹娘』(きこ)。
先週の月曜日、6月19日のこと。ボクネンが秋の展示会(『紋様の祈り〜未来へのまじない〜』)のために作品を彫り始めているという話を聞いて、読谷のアトリエまで出かけてみました。 すると、すでに3点の作品(48.0×47.0cm)がモノクロ刷りを終えていて、そのなかのひとつに『樹娘』(きこ)と言う作品がありました。...
投稿日:2017年06月20日
浦添ようどれ。
昔から不思議に思っていたことがあります。浦添城跡の一画にある「浦添ようどれ」のことですが、その王陵には、首里城で王に就いた尚寧王が葬られていると言います。彼がその墓に眠るのは、浦添出身の王だからということになっています。 それはいいとして、なぜ「ようどれ」(夕凪)なのでしょうか。「浦添ようどれ」の別名は、「極...