投稿日:2015年06月05日
おしゃべりQ館長 その19

ボクネン語録にはいろんなものがあって、みなさんにもよくご存知の方がいるかも知れません。 「絵は観るひとのものだ」「一回しか死なない」「絵はすでにそこにある」「絵には描く順序がある」などなど、数えあげるときりがありません。それらの語録は、だいたいにおいてぼくは理解できているつもりです。 でも、これまで理解し...
投稿日:2015年05月11日
おしゃべりQ館長 その18

おひさしぶりです。Q館鳥ですが、しばらく渡り鳥になっていました。さて、今回のお題は「動機づけ」です。つまりは、うちのスタッフが本土のとある公営美術館に先月行ったときの話です。スタッフが観覧を終えてある美術品ブースの前を通りがかりました。「見覚えのある版画だな?」とおもった瞬間、ブースのオーナーみたいなひとが「棟方...
投稿日:2015年02月21日
おしゃべりQ館長 File 18

昨夜の20日金曜日。9時過ぎ、私は泡瀬の住宅から北谷町のニライセンターへ車を走らせた。そんな時間に行き着いたところは、地域のFM放送局。北谷町の人びとを連続すして紹介するという企画で、Q館長もお招きを受けたのだ。ちなみに私の前には美樹ちゃん、亮吾、季奈ちゃんと続いていた。おまけよろしく私にもその出演の番が回って...
投稿日:2015年01月14日
おしゃべりQ館長 File 17

いま、アカラギャラリーでボクネンが描く「富士展」が開催されています。展示数は10点程度ですが、個性的な富士を観ることができます。 今日はボクネンの「富士」について話してみましょう。 ボクネンの描く一連の富士シリーズは、大体にしてその構図的な面ではほとんどおなじです。正方形の画面に大きく三角に描くものです。...
投稿日:2014年07月03日
おしゃべりQ館長 File 16

6月の29日、日曜日。ボクネン美術館において「ボクネンに聴くNo.3-アートの根っこを求めて」が開催された。今回のお客さんは画廊沖縄代表の上原誠勇さん。上原さんは、これまで「沖縄のアイデンティティー」と美術の役割についての企画展などを行なってきたひとだ。いわば、美術が社会や人間に対する位置性を、とくに沖縄において...
投稿日:2014年04月18日
おしゃべりQ館長 File 15

おとといの4月16日、名桜大学で作家のよしもとばななさんと、日本ロレックス社長のブールス・ベイリーさんの対談(『ゆるやかな歩み』)がありました。開学20周年・公立法人化5周年を記念して行なわれたものです。さっそくボクネンと私は、名護に向かって高速道路を走らせました。つまりは、ばななさんとベイリーさんは、ボクネンの...
投稿日:2013年12月12日
おしゃべりQ館長 File 14

美浜にあるボクネン美術館は嘉手納基地やキャンプフォスター、キャンプ桑江などに近い。そういうこともあって、アメリカ人の来館もけっこう多い。来館記念メモにも英語でいろいろ書き残してくれている。もちろん、アメリカ人だけでなく、韓国、台湾、中国のかたもいらっしゃって、美術館をひとまわりしてくれる。それでも、あっとうてきに...
投稿日:2013年11月30日
おしゃべりQ館長 File 13

11月にはわがボクネン美術館にとって、外部展示場ではあるが貴重な展示会があった。生誕110年記念「棟方志功展」である。10月5日から11月17日まで、のべ44日間開催された。棟方志功といえば、ボクネンがその作品をみて衝撃を受け、版画家になる契機ともなった板画家(志功は版画ではなく、板画と言った)である。 今回...
投稿日:2013年11月22日
はったりQ館長 File 1

みなさん、こんにちわ。このタイトルなんだか、聞いたような感じがするとおもいます。実は表街道の『おしゃべりQ館長』が拾えない話を、このコーナーでは裏街道の『はったりQ館長』としてお話しできればとおもうたしだいです。 副題の「〜アートを掘ろう〜」もそういう意味で、美術ではあまり話題にしないことや、はたまた「こ...