投稿日:2018年01月29日

船になったみやらび(娘)。

船になったみやらび(娘)。…

 琉球王国の時代ですから16世紀から17世紀にかけてのことです。王国から赴任してきた離島・先島の役人が、現地で気に入った“娘”を3年ほどのあいだ現地妻にしたという話が残っています。  もちろん、数年でも高級役人の傍にいて贅沢に暮らせるということで現地妻になった“娘”もいますが、なかにはその強制をよしとしない女性も...

投稿日:2016年08月15日

東大阪展覧会の対談に行ってきました。

東大阪展覧会の対談に行ってきました。…

万想連鎖36 「山の日」 那和 慎二(大阪通信員) 山の日だからと言って山に登っていたら、ぶっ倒れていただろう残酷暑厳しい大阪の午後。会場の東大阪市民美術センターは、静かな熱気に溢れていた。 3年ぶりのボクネン作品群との対面に勇んで出掛けた「ボクネンの世界展」初日の7月31日は拍子抜けするほど会場は...

投稿日:2016年01月25日

絵と言葉の出会い

絵と言葉の出会い

 ボクネン美術館は『版画藝術』という版画専門誌(季刊誌)に毎回広告をのせています。それは版画作品にフレーズをのせて「絵と言葉」の「出会い」の場をつくりだすというものです。いわゆる「絵と言葉」のお見合いと言ったところでしょうか。  今回の171号(2017年、春の号)に掲載したボクネン作品は『流転』(2013年、4...

投稿日:2015年11月09日

絵を待ち伏せる言葉たち No.30

絵を待ち伏せる言葉たち No.30…

 3か月に一度紹介している「絵を待ち伏せる言葉たち」。今回は『万象連鎖壱佰伍拾七  昇玉』(しょうぎょく、2005年、46.0×46.0 cm)です。このコーナーは版画専門誌『版藝』に年四回、ボクネン美術館の広告を出していますが、そこでボクネン作品に、その版画のイメージさせる言葉を載っけているのです。タイトルではな...

投稿日:2015年07月22日

絵を待ち伏せる言葉たちNo.29

絵を待ち伏せる言葉たちNo.29…

 版画専門誌『版画藝術』(季刊)の広告誌面を借りて、ボクネン作品に館長が言葉を載せる試みを続けています。これから出るのは秋に出る169号ですが、ブログに来て頂いているみなさんにいち早く紹介したいとおもいます。 作品『飛蝗』(ひこう)。2006年制作、サイズ95.0×93.0 cm...

投稿日:2015年06月01日

万想連鎖35

万想連鎖35

ボクネン版画に思いをよせるファンの声を届けるコーナーです。長年の観賞歴が作品の機微にふれていて、味わい深い文章を織りなしています。通信員が発見するボクネンの魅力をお読み下さい。 万想連鎖35 梛 那和 慎二(大阪通信員) 「梛」に出会った。梛(なぎ)という木。この世に半世紀以上も生きていながら...

投稿日:2015年04月30日

絵を待ち伏せる言葉たちNo.28

絵を待ち伏せる言葉たちNo.28…

 版画専門誌『版画藝術』(季刊)の広告の誌面を借りてボクネンの作品にボクネン美術館のスタッフが言葉を載せる実験を続けてています。つまり「絵を待ち伏せる言葉たち」というわけです。今回の作品は2011年に制作された『清らかな始まり』(48.0×47.0cm)で、掲載は夏号168号です。ボクネンファンには発刊前に見て頂い...

投稿日:2015年04月03日

万想連鎖34

万想連鎖34

万想連鎖34 サンボアバー 那和慎二(大阪通信員) 東京と熊本から関西観光に来た二組の友人夫妻を迎えた。たっぷりと京都観光を楽しんだ後、大阪らしい夜をとの希望だったので、日本一の長さを誇る天神橋筋商店街アーケードを散策し、朝ドラ「ごちそうさん」の舞台でもあった天満市場の一角の店に落ち着き生ビールで乾杯。品揃...

投稿日:2015年02月02日

絵を待ち伏せる言葉たち No.27

絵を待ち伏せる言葉たち No.27…

 こんにちわ。さて、もう1年半前あたりから継続しているある「ボクネン美術館」の広告があります。それは『版画藝術』という専門誌に季刊ごとに「ボクネン作品」を掲載するのですが、それにフレーズをのっけようという無謀な試みをあきもせずずっとやっているのです。この春で27回目になるのですが、なんの反応があるのかないのか私たち...

投稿日:2014年11月11日

万想連鎖 33

万想連鎖 33

万想連鎖33 この半年 那和 慎二(大阪通信員)    半年間と言えば、身体の細胞はほとんど入れ替わってしまい、物質としては別物になってしまうほどの時間。ぼーっとしていたわけではないが、トイレ美術館のカレンダーは次々とめくられて、もう残すところ2枚だ。今年も、もう年末が見えてきた。想いを巡...