ボクネン ・インタビュー

ボクネン ・インタビュー…

  —  きょうは“場”について話しましょう。まず、あなたの作品には『緑門』や『一本道の福木』『未来からの風』など“場”がモチーフになっている作品が多いですよね。そこで、この“場”について話してもらいます。 ボクネン  まず『緑門』について言えば、あれは世界の人々が共通して反応する“場”とおも... >>続きを読む。

ボクネン ・インタビュー

ボクネン ・インタビュー…

  −  「キジムナー展」が7月の21日から始まりました。きょうはキジムナーの話をしましょう。 ボクネン  うん、うん。 −    まずは民話の『久米島のキジムナー』※ですが、あれは松寿(まつじゅう)が女房を恐れて、キジムナーの住む老樹を燃やしたのではないかということです。ですから、松寿... >>続きを読む。

ボクネン ・インタビュー

ボクネン ・インタビュー…

—きょうは子供の絵をヒントにしながら、手の“自由性”について聴きます。 ボクネン  ふむ。今日はそこから入ってきたね(笑)。 —展覧会で作品裏や書籍にサインをするときがありますよね。あのとき、あなたはとても楽しそうです。まるで子供のようにね。手が喜んでいるという感じですね。 ボクネン  手が喜... >>続きを読む。

ボクネン ・インタビュー

ボクネン ・インタビュー…

  —こんにちは。きょうはあなたが30年前に描いた版画の処女作品『UNNAR』(ウンナー=伊是名島の豊年祭、1984年制作、下掲作品)のことを聞きます。 ボクネン ああ、それは興味深いなぁ。 —つまり、あの作品には余すところなく“祭り”“村”“文化”といった“人間の営み”が発露していて、... >>続きを読む。

神さまの仕業。

神さまの仕業。

 ボクネン 美術館は版画専門誌『版画藝術』へ季節ごとに掲載する広告を兼ねて、作品にタイトル以外の「言葉」をつける試みをやっています。鑑賞者のひとりが勝手に自分の“感覚”を絵にぶつけてみることになるわけですね。もちろん作家にも了解を得て、この企画は進められています。 ボクネン はよく「絵は観る者のもの」と言って... >>続きを読む。

ボクネン・インタビュー “省略”

ボクネン・インタビュー “省略”…

-きょうは絵を描くときの“省略”について聴きたいと思います。というのは20年近く前に、あなたは作家の大城立裕さんに「絵には省略ができないんですよ」と言ったことがありますよね。そのとき大城さんは「省略は年齢がするものだから」と答えていました。それから、あの“省略”というのはどうなったんでしょう? ボクネン ああ... >>続きを読む。

開催中の展示会『水の記憶』の作品から。

開催中の展示会『水の記憶』の作品から。…

 今、開催中の展示会『水の記憶〜すべての始まり〜』から作品を紹介しています。今回は『波紋』(はもん、2000年作)です。上に掲げているのがそうですが、実はこの作品はある不思議さを感ぜずにはいられないもので、ボクネン自身の資質をもっともよく表しているものと思われます。 その不思議さとはこの作品が、どんな場所でど... >>続きを読む。

開催中の展示会『水の記憶』の作品から。

開催中の展示会『水の記憶』の作品から。…

 いま開催中の展示会『水の記憶』から、一押しの作品を紹介しよう。上に掲げた『来訪』(1991年)である。これは「珊瑚花畑」シリーズの四十五番目に描かれたもの。  この作品が描かれた1991年は、“神話”や“物語”を題材にしたものが多く、作家もこれらのテーマによく関心を示していた。ちなみに、そのあとの時期1993年... >>続きを読む。

絵って不思議なものですね。

絵って不思議なものですね。…

美空ひばりの「人生って不思議なものですね」ではないですけど、「絵って不思議なものですね」とおもったことがあります。 ボクネン美術館での展示会10回目(『モノクロームの歌』)のとき、当時は英語のタイトルも添えようと懸命に訳していたことがあります。それで上に揚げた作品『牛頭』(ごず、1989年)を英語で外国人... >>続きを読む。

行きはよいよい、帰りはこわい。

行きはよいよい、帰りはこわい。…

 8000メートル級の山をいくつも登ってきたベテランが、ある山を目の前にして天候不良のため断念したそうです。それも天頂までのわずかばかりの距離を残しながら。 そして、その登山家は再びその山に挑戦し、ついに登頂を成功させました。すると、その登山家、意外なことを言ったのです。「私が再度、挑戦したのは帰り道のためで... >>続きを読む。