投稿日:2017年05月15日

梅雨どきの風がおもしろい。

梅雨どきの風がおもしろい。…

 先週の土曜日から、奄美地方とともに沖縄地方も梅雨入り。さて、この季節に吹く沖縄の風の名前と働きがおもしろいので、紹介したいとおもいます。もちろん、元ネタは“風の百科事典”ボクネンです。教科書に載っている言葉ではなく、地元に伝えられる風の言葉ですから、これがまたすごくおもしろいのです。  たとえば、いまの梅雨どき...

投稿日:2017年05月08日

30日間の幕を閉じた愛媛展。

30日間の幕を閉じた愛媛展。…

この5月7日で、終了した「名嘉睦稔展〜風の伝言を彫る〜」。のべ30日間の開催で、愛媛の方ばかりでなく、会場には遠方北海道からも訪れるファンもいてかなりの熱狂ぶり。80点余に及ぶ作品の展示は、作家の画業30周年の節目を飾る記念すべき展示会にもなった。ライブ制作、開催記念特別対談(×早見和真<小説家>)、子供たち<...

投稿日:2017年04月24日

愛媛展、彫り下し作品から。

愛媛展、彫り下し作品から。…

現在、開催中の愛媛展。全85点のなかに、いわゆるご当地作品が、11点含まれている。愛媛に住むひとびとも、お馴染みの風景を描いた作品に、興味津々。そこで、その作品のなかから『星指す来島海峡大橋』(49×62 cm)を紹介しよう。まず驚くのは、橋や海にかかる黄色いイルミネーションである。目に飛び込んでくるばかりの“...

投稿日:2017年03月06日

版画芸術 No175 沖縄から大和へ ボクネンの「桜日本」

版画芸術 No175 沖縄から大和へ ボクネンの「桜日本」…

版画専門誌『版藝』(No.175、春号)に、名嘉睦稔の桜作品『発知苗代桜』『桜乃花滝』『空と咲く』など9点が6ページにわたり特集されています。 これはボクネンの情熱たぎる桜を登場させることで、『沖縄から大和へ—ボクネンの「桜日本」』のタイトルのもとに誌面構成したものです。若い頃「一斉に咲き、一斉に散る」と...

投稿日:2017年03月03日

サンシンで歓迎。

サンシンで歓迎。

 かねてから、このブログで紹介してきた学校法人アミークスの課外授業。模写によるみんなの「大版画」が完成し、2月3日、「ぜひ見てもらいたい」とボクネンが招待されました(模写作品は『春菊畑』)。当日は、テレビ取材もあり、アミークスは大盛り上がり。  さて完成した作品を目の前にして、ボクネンが感心したのは、30センチ四...

投稿日:2017年02月06日

韓国の少年少女が来館。

韓国の少年少女が来館。…

先週の2月2日、夕刻に韓国の中学生たちが16名、美術館を訪ねてくれました。引率のユン・ヨンソ校長は、熱心に子どもたちの感想を聴き、版画作品ついて話し込んでいました。それもそのはず、ユン校長は“文学畑”の出身。沖縄と韓国の文化的な共通点などについても話していたようです。 もともとこの韓国の学校、情操教育を旨とす...

投稿日:2017年01月30日

タッチ(文体)はすべてを語る。

タッチ(文体)はすべてを語る。…

小学校のともだちに、ふたり絵のものすごく上手やつがいた。コンクールーのたびに、ふたりはいつも優秀賞だった。あのころをおもいだしてみると、二人は小学生にもかかわらず、ゴッホやルノアールばりのタッチなのであった。 その後、画家の道を進まず、ふたりはボクシングのトレーナーや会社員になった。つまり、あのふたりは「...

投稿日:2017年01月16日

「つわぶき」が咲いてるよ。

「つわぶき」が咲いてるよ。…

 最近、中城城跡に足を伸ばしてみたら、いたるところに「つわぶき」が咲いていて、なんとも気持ちよい散策ができました。そんなとき、美術館のブログに届いたのが、恒例アミークス(一環した英語教育で世界的な視野をもつ学童を育てる学校法人)の子どもたちの「アート・エギジビション」のニュースでした。  美術館で懸命に子どもたち...

投稿日:2016年12月12日

眼から受けた刺激が思いを広げていく。

眼から受けた刺激が思いを広げていく。…

  —剣岳(つるぎだけ)をモチーフに描いた『屏風山』(びょうぶやま、182.5×276㎝)の新作品が30分ほど前に完成して、いまどんなふうな気持ちですか。 ボクネン この作品は『神々の山』の展示会(2016年3月26日〜7月10日)のために、山というテーマを半強制的に与えられて彫ったんだけ...

投稿日:2016年10月17日

じっくり、ゆっくりの鑑賞会。

じっくり、ゆっくりの鑑賞会。…

 10月6日、木曜日の午後。ネスレ日本株式会社の関係者の方々がご来館。総勢、14名で美術館の作品をじっくりゆっくりと優雅な鑑賞をしていただきました。  その日は、ボクネンが一緒についてみなさんに話もあり、そのサプライズにびっくり。作家が制作に対する姿勢や考え方を説明すると、全員が頷いては大よろこび。  「いたれ...