悲しい色。

悲しい色。

 今回も、ボクネンが版画をやる前の傑作イラストレーションをひとつ紹介しましょう。 前回と同様、1985年に発刊された『てぃぬひらおきなわ昔ばなし』(うすく村出版)の「浜千鳥」(ハマチジュヤー、掲載作品参照)のなかで描かれた挿絵です   「愛する息子のジラーを 台風で失ってから 雨の... >>続きを読む。

[ようこそ美術館へ] Dear BOKUNEN

[ようこそ美術館へ] Dear BOKUNEN…

 外国人が見た美術館や版画の感想です。今回は上海の方。  沖縄に来るのは5、6度目です。ここにしばらく住んでみようとも考えました。この美術館とアートコレクションは沖縄ならではの独特な雰囲気を見事に表していると思います。沖縄がずっと美しいままでいることを祈ります。(和訳:ソフィー・ダグラス)... >>続きを読む。

子供の絵。

子供の絵。

 7月18日(木)より、美術館で夏の展示会Vol.27、『記憶の海』〜生命のふるさと〜が始まりました。 光り輝く海の魅力をぞんぶんに見ていただける41点です。夏休みに入った子供たちと一緒に、足を運んでみてはいかがでしょう。 さて“子供たち”が出たところで、この展示会作品でその“子供たち”に通ずる作品をひ... >>続きを読む。

絵はタイムマシーン。

絵はタイムマシーン。…

 ボクネン作品に『椏檀風』(あだんかぜ、2000年、掲載作品参照)があります。とても風を感じる作品です。それも南からの清々しい風ですね。 最初この作品を見たとき、瞬間にひとりぼっちにされた少年の頃を思い出しました。家族はみんな潮干狩りに出かけ、留守番を任されてそこを離れることができません。もう何時間たったのだ... >>続きを読む。

[ようこそ美術館へ]読谷村婦人会のみなさん。

[ようこそ美術館へ]読谷村婦人会のみなさん。…

  6月22日。読谷村婦人会のみなさん、15名が来館しました。 ボクネン美術館やボクネンのことは、ご存知の方ばっかり。それでも美術館へ来たのはみなさん初めてということでした。 絵を実際に見て、やはり興味は“裏手彩色木版画”のこと。「通常の木版画と彫りから墨ずりまでは一緒です。仕上がっ... >>続きを読む。

[ようこそ美術館へ]絵のなかへ。

[ようこそ美術館へ]絵のなかへ。…

 「海でね、“電気クラゲ”に刺されて、痛かったんです。とても痛かった」 ある鑑賞者が常設展示の『大礁円環』(1996年)の前でどこか痛がるような顔で話しています。そこで、尋ねてみました。 「そうですか。痛かったんですね。ところで、この『大礁円環』、畳12畳もあるんですよ。海のなかの魚がいっぱい描かれてい... >>続きを読む。

失ったもの。

失ったもの。

 版画は不思議にいろんなことを気づかせてくれる画法です。すべて裏から、つまり反対から取り組んでいくんですね。つまり、頭を逆回転にしなければいけません。 版木では彫った線や面が白になり、彫らなかった線や面が黒になります。また絵の人物などに右を向かせたかったら、左向きに彫らなければなりません。さらに、裏手彩色とい... >>続きを読む。

おんぶ。

おんぶ。

  ちょっと前のことです。「ママと赤ちゃん」ふうのテレビ番組で主婦アドバイザーらしき方が言うには「最近は“おんぶ”をするお母さんが見あたりません。“おんぶ”はママが少し首を横に動かせば、赤ちゃんの顔を見ながら家事をすることもできます。“おんぶ”は赤ちゃんとのコミュニケーションにもなりますよ」というも... >>続きを読む。

夢中になれること。

夢中になれること。…

  少年は岩陰に隠れてもう何時間も砂浜のほうに目をやり、その目的の瞬間を待ち続けています。彼はクラスの誰よりも生き物が大好き。一度ふしぎとおもい合点がいかなければ、その生き物の習性や生態のことをとことん観察しなければ納得しません。  少年にとってその日の納得できないこととは、砂浜のヤドカリもどき足跡。そのカタチは... >>続きを読む。