投稿日:2020年04月21日

『さきよだ』

『さきよだ』

 新型コロナ感染でいま、世界が稀に見る不安な毎日を余儀なくされています。その不安を少しでも癒そうと、アーティストたちが連帯の輪を広めるべくネットの世界で奮闘しています。この状況を乗り切るには、音楽や絵画こそ人々の魂を救うのだと言う人も少なくありません。  本日4月21日現在、新型コロナ感染による死亡者数は186名...

投稿日:2020年04月13日

ボクネン作品にみる近未来『飛蝗』

ボクネン作品にみる近未来『飛蝗』…

 残念ながらボクネン美術館は、先週4月10日より新型コロナ感染拡大抑止のため休館しています。当面は4月21日に再開するつもりですが、まだ余談を許しません。しばらくは静かに動かず、じっとしていようとおもいます。「じっとなんかしてられないよ」という方もいるかも知れませんが、医療関係者などそれぞれ命に関わる現場で働いてい...

投稿日:2020年04月06日

ヤワタ。

ヤワタ。

 新型コロナウイルスの余波で外に出歩くこともままならないし、旅行などにもなかなか行けるものではない状況になってしまいました。  それでも我がボクネン美術館は、なんらかの清涼感を伝えたくて春の展示会『春の輝き』〜 “草花”は人間の仲間です 〜を始めました。ネット上で少しでも楽しんでいただければ嬉しいです。  さて...

投稿日:2020年03月30日

シロツメクサ。

シロツメクサ。

 先週に引き続き野草の話をしたいです。ボクネン美術館は“森のような美術館”を目指していると言いました。最近は美術館近くの西側にも海岸通りが整備され、ヤシやアダンや色々な草花が植えられ楽しむことができます。  通り沿いにはカフェ、アイスクリーム店、コヒーやケーキの店、それに“ポーたま”(ポークたまご)などの個性的な...

投稿日:2020年03月23日

ランタナの花。

ランタナの花。

 この話題はときどき書いています。またやりますね。ボクネン美術館は2010年に開館。「森のような美術館」「美術館のような森」を目指して10年がたちました。今ではガジュマルやウスク、フクギ、バンシルー(グヮバ)、ヤシなどが成長し、道ゆくひとの目を喜ばせています。花々も咲いています。開花時の赤花(ブッソウゲ)は台湾人や...

投稿日:2020年03月17日

祈り。

祈り。

 ボクネンは作品の彫りに入る前や、森に入る時などに祈りを捧げます。これは神聖な世界に入るために、お伺いをたてているんですね。これと同じようなことを、超有名なシーサーづくりの陶工がやっているのを見たことがあります。窯に火入れをしているときのことです。まさに祈りを捧げているのを見て、つい次の質問をしてしまいました。 ...

投稿日:2020年03月09日

山の恵み。

山の恵み。

 ある環境プランナーに質問されました。  「沖縄の都市に大きな木が少ないのはなぜだと思いますか?」  「ああ、それは沖縄戦で散々やられたせいでしょうね」(やや得意気味に)  「でも、あれから70年以上も経っているのですよ!」  「とすると、台風のせい?」  「この理由がひとつ腑に落ちたのは、最近台湾に行っ...

投稿日:2020年03月02日

赤瓦家。

赤瓦家。

 ちょっと前までの沖縄のひとたちは「赤瓦家」が建つと、それこそ村では大変な羨ましがりようでした。大変なお金がかかったんですね。地域のひとたちが祝いに駆けつけたり、お盆には青年会が新築の「赤瓦家」の前庭でエイサーの演舞で祝福したりしたのです。  小年の目にも、それはとても大きな祝いごとに見えました。  しかし、そ...

投稿日:2020年02月25日

ボクネン作品を語る。

ボクネン作品を語る。…

 ボクネン作品は、ときどき新聞や雑誌で批評されることがあります。今年2月12日にも沖縄タイムス紙上の「展評」でジャーナリストの方によって、その批評が掲載されました。ここに紹介します。   祭祀空間に再生の物語 「ボクネンを見る〜万象連鎖シリーズⅢ〜」                      ...

投稿日:2020年02月17日

[ようこそ美術館へ]子どもたちは“夢想の天才”

[ようこそ美術館へ]子どもたちは“夢想の天才”…

 毎年恒例の“アミークスの子供たちとボクネン”のコラボ作品を紹介しましょう。これは、うるま市にある国際学園アミークス(国際人を育てる英語教育の学校法人)の子供たちが、ボクネン美術館の作品をみてイメージを喚起し独自の共同作品を仕上げるというもの。 下絵は去年10月に仕上げ、そのあと学校に戻って彫りと刷りを終えま...