ボクネン・インタビュー

ボクネン・インタビュー…

⚪きょうは、この秋に開催予定の展示会『紋様の祈り』にちなんで〝紋様″についてお話を聞きます。 これまでボクネン作品の中で描かれた〝紋様″は、まず最初に紋様そのもの、つまりテキスタイルといったような作品、そして次に作品のなかの草や花の自然物が紋様化していくというものでした。 ところが、最近の『樹の娘』... >>続きを読む。

琉球弧の隣人。

琉球弧の隣人。

 ぼくが小学校3年生くらいのころ、ある楽しみがあった。それは両親が「沖縄芝居」に連れて行ってくれることだった。「乙姫劇団」の男役を張る「女優」はじゅうぶん色気のある男役を演じていて、とても感情移入した覚えがある。とにもかくにも「沖縄芝居」は、ひとつの少年の憧れだったのだ。  そして、最近その淡い感情を思い起こして... >>続きを読む。

蝶々。

蝶々。

 今日は旧盆のなか日。特にウークイの日には、親戚やらいろんなひとがくるでしょうね。いや、ひとに限らず〝蝶々〟も来たりしませんか、というお話。  蝶々と言えば、法事に時たま現れたりするのを見たことがありませんか。皆さんの中にも、その蝶々の来訪を何度か経験したひともいるかと思います。  僕は、その蝶々を見てなくなっ... >>続きを読む。

霊力を合わす。

霊力を合わす。

 上の作品は『祓歌』(はらえうた、45.0×45.0cm、1998年)と言います。霊場でふたりの神人が「神歌」を歌っているところです。  ここで、ひとりではなく、どうしてふたりなのか?という単純な疑問が、最初この絵をみたとき、思いました。その後、そのことも忘れていましたが、最近ふとある文章を読んで、この絵がありあ... >>続きを読む。

お盆の風と話そう。

お盆の風と話そう。…

 沖縄の夏も残暑厳しいおり…と言いたいとこですけど、まだまだしぶとい日差しが、この南の島にゆっくりとしていらっしゃいます。それに旧盆も来月そうそう控えていますもんね。  「旧盆」と言えば、ボクネンは1997年に立て続けに霊界関連の作品を三つ(『開路』<あけみち>、『開口』<あけぐち>、『渡橋』<わたりばし>)と制... >>続きを読む。

風はどこから吹いてくる。

風はどこから吹いてくる。…

 ボクネン美術館では「風」がよく出てきます。前回の展示会が「風の聲」でしたし、作家の画集のタイトルが『風のゆくえ』(これはラジオ番組のタイトルにもなりました)でした。それから奄美開催の最初の個展名も「風の島から」でした。さらに、アカラの建物にも二つの「風」の道があります。  これらの「風」の登場は、偶然の一致では... >>続きを読む。

神さまはジュゴンに乗って。

神さまはジュゴンに乗って。…

 昨日の8月5日(旧暦6月15日)は、伊是名勢理客の“うんなー”の日でした。ぼくも、この豊年祭(綱引き)には何度か見に行き、参加もしたことがあります。  綱引き前の“道ジュネー”には、部落の拝所や、その年のめでたいことのあった家々をまわり、村人みんなでお祝いと祈りを捧げます。そんな風に夕方から深夜までみんなで行進... >>続きを読む。

ひまわりが見ている。

ひまわりが見ている。…

  先週の水曜日(7月27日)。うるま市にある「NPO法人 児童デイサービスくるみ」の皆さん13名(先生4名、児童9名)が来館してくれました。(7月27日の記事もありますので合わせて読んでくださいね)  美術館にいてもっとも勉強になるのは「子供たちの感想」を聞くことです。もちろん、ほとんどの子供たちは「大人に気に... >>続きを読む。

版画の母。

版画の母。

 今、「向日葵」展を開催中です。館内の向日葵作品には色鮮やかなものから、迫力あふれるものまで多種多様。まさに向日葵の大集合です。  そんななか、ある作品の前にガラスケースがあり、そのなかに「版木」(絵を彫りつけた印刷板)があります。その作品は『オメデトウのひまわり』(2000年、32.0×25.5cm)です。 ... >>続きを読む。

緑門。

緑門。

 ボクネンが好んで描く作品に〝緑門シリーズ〟があります。昭和20年代までに生まれたひとたちは、この沖縄の古き時代の光景をよく覚えていると思います。「ああ、こんなトンネル、通ったことがあるよ」なんて口々に言うことでしょう。  ぼくも何度かこの〝緑門〟をくぐりました。ただ、ぼくのは海の緑門ではなく、畑入り口にある山に... >>続きを読む。