期間:2021年04月02〜09月26日まで
ボクネン展Vol.30 「The シーサー」 〜除災招福〜
この企画を決めた時、世界にはまだコロナウイルスが存在していませんでした。夏休みの親子連れでにぎやかな館内を想像し、沖縄のマスコットとして”シーサー”を紹介しようと心躍らせ考えたものです。 しかし、世界が未曾有の災禍に見舞われ、今展示の開催期間もずれ込む中で、展示の意義が変化しました。こ...
期間:2020年04月03〜03月28日まで
ボクネン展Vol.29 「春の輝き」〜”草花”は人間の仲間です〜
ボクネンの自然に対する洞察や知識は大抵の人が舌を巻くほどです。道を歩いていると、突然見知らぬ草花を舌で賞味したりします。もしそれが毒素を持つものであれば、瞬時に吐き捨てます。これは人間の舌が本来、毒を受け付けない能力を保持しているのだとボクネンは言います。 ところで作家は現在まで驚くべ...
期間:2019年11月16〜03月29日まで
ボクネン展Vol.28 『心のゆくえ』 〜万象連鎖シリーズⅢ(No.164〜226)〜
作家生活35年に及ぶ全作品のなかで、おそらく問題作でありライフワークと言っても間違いない創作プロジェクトがこの『万象連鎖シリーズ』でしょう。1997年発表の『一本道の福木』を起点に現地点の全作品226点(現在も進行中)に及ぶ“つなぎ絵”の世界はまさに壮大な異次元を彫る実験的な仕事と言えます。シリーズは脳裏に次か...
期間:2019年07月20〜11月10日まで
ボクネン展Vol.27『記憶の海』〜生命のふるさと〜
ボクネンが描いた海の作品は膨大な数にのぼります。まさに海こそ作家がよく口にする“描き足らじ”の世界なのかも知れません。作家はなぜこうも海に魅了されるのでしょう。生まれながらにして当然のように目の前にあった海。画想の血となり肉となった海。海は生活、自然、信仰、思想など実に様々な創作の糧になったに違いありません。作...
期間:2019年03月29〜07月15日まで
ボクネン展Vol.26 『異郷の風』〜旅情への誘い〜
伊是名島の自然風土のなかで育ったボクネンは、その地の風や光や影、そして水や緑などを身体に脈々と染み込ませてきました。また地域に根ざした文化芸能にも幼少から体験の度を深めてきました。 しかし、その自然や文化の感知力は生まれ故郷にだけ対応するものではありませんでした。異郷の地でも持ち前の受容力で、その土地特有...
期間:2018年11月16〜03月24日まで
ボクネン展Vol.25 『生命の息吹』〜地球のまつり〜
野鳥の翔びたつ羽音、魚が瞬時に跳ねる水音、草むらにひそむ昆虫の蠢き、牛が草を食む音、馬が駆ける蹄の音、豊年祭のガーエーの粗粗しい怒声、海人が櫂をこぐ水しぶき、遥か隣村から聞こえる三線の調べ。これら地続きに響きくる“島詩”たちは、作品に生命を吹き込む豊潤なモチーフです。 ボクネン作品には自然に相対した剥き出...
期間:2018年10月27〜10月27日まで
トークイベント:ジャン・ジャック・マイヨール × 名嘉睦稔 × 木下佐祐理
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期間:2018年07月21〜11月11日まで
ボクネン展Vol.24 『ハロー!キジムナー』〜沖縄・樹の妖精〜
沖縄(琉球)にはいろんな文化のもとが16世紀から19世紀にかけて外国からもたらされました。例えば、シーミー(清明祭)やシーサー、サンシン、亀甲墓などは中国から、また組踊りやエイサーなどは日本本土(大和の国)から伝わったものです。さて、”キジムナー”はどうでしょう。”キジムナー”は”キジムン”(怪の物=けのもの)...
期間:2018年03月24〜07月16日まで
ボクネン展vol.23『水の記憶』〜すべての始まり〜
次回企画展のご案内です。3月24日(土)よりボクネン展 vol.23『 水の記憶 』〜すべての始まり〜と題し、新しい企画展がスタート致します。 ボクネンは四方を海に囲まれた島で自由奔放に育ちました。海で泳ぎ回 り、釣りや潮干狩りも味わい尽しました。海の好きな少年はいつしか海人(ウミンチュ、漁師...