ボクネン展Vol.29 「春の輝き」〜”草花”は人間の仲間です〜

 

ボクネンの自然に対する洞察や知識は大抵の人が舌を巻くほどです。道を歩いていると、突然見知らぬ草花を舌で賞味したりします。もしそれが毒素を持つものであれば、瞬時に吐き捨てます。これは人間の舌が本来、毒を受け付けない能力を保持しているのだとボクネンは言います。

ところで作家は現在まで驚くべき数の“草花”を作品にしています。これは彼が“草花”が“好き”だからでしょう。ここでこの“草花”が“好き”ということについて考えてみましょう。作家は“草花”が美しいから“好き”なのでしょうか。ほんとうに“好き”な理由は美しいからではなく、“草花”が人間と同じ自律神経系(内臓系)の植物器官をもつ仲間だから身体的に交感しているのではないでしょうか。

作家の作品によく眼差しを向けてみれば、“草花”が“人間”と同じ仲間として描かれていることが直ちにわかります。これは作品を鑑賞するときに、極めて重要な視点になるでしょう。

本展示会で“草花”たちの“春の輝き”を存分に感じてみませんか。

ボクネン美術館 當山忠

 

「春の輝き」展は 2021年 328日(日)会期延長となりました。

https://museum.bokunen.com/info/museum/14093.html