投稿日:2018年03月13日

ボクネンインタビュー

ボクネンインタビュー…

  ーこの3月24日から春の展示会『水の記憶』が始まります。そこで本日は作品に表れた“水”について聞きます。これは、ぼくの個人的な見方で恐縮ですが、『ブーゲンビレア』(1989年)や『花波』(はななみ、1993年)を見て、なぜか“水”の雰囲気を感じるんです。あなたはいつも「絵は観る人のもの」って言っ...

投稿日:2018年03月05日

またはーりぬ ちんだら かぬしゃまよ。

またはーりぬ ちんだら かぬしゃまよ。…

 中学校のころまでは、童謡や歌謡曲の歌詞をずいぶんと勘違いしていた。先輩や先生も意外と指摘や注意をしないものだからまるで気づかないでいた。 例えば「うさぎ追いし」を「うさぎおいしい」と思っていたり、グループサウンズの『想い出の渚』のなかの歌詞「水面(みなも)走る」を、ずっと「皆も走る」と信じていた。 そ...

投稿日:2018年02月26日

ようこそ、宜野座村教育委員会のみなさん。

ようこそ、宜野座村教育委員会のみなさん。…

 去る2月21日に美術館へ足を運んでくれたのは、宜野座村教育委員会のみなさん。地域教育部会からの8名様でした。それほど近くはない宜野座村からの来館にも関わらず、熱心に鑑賞していただいたのが嬉しかったです。 今、開催中の『紋様の祈り〜未来へのまじない〜』展の作品には、多彩な表現に驚きつつ質問も矢継ぎ早。 ...

投稿日:2018年02月19日

渡り鳥。

渡り鳥。

 世の中にはびっくりすることがいっぱいある。最近もひとつあった。我慢ができないので話をさせてほしい。 渡り鳥のことである。首を大空に向けて渡り鳥が飛んでいくのを眺めるのはなんとも情緒的でいいものだけど、彼らの生態についてはほとんど知らないのが正直なところ。そのくらいの知識だから、せっかく南島にも季節の風物詩と...

投稿日:2018年02月13日

「自分だけのものを発見しよう」。ヤンバルで講和会が開催される。

「自分だけのものを発見しよう」。ヤンバルで講和会が開催される…

今月2日の金曜日。名護市の名桜大学でボクネンの「講和会」(「大学と人生」シリーズの一環)が開かれました。これは、学生の単位取得も兼ねた講義(教養科目)と、大学が開催する公開地域イベントでもありました。 会場には200名近くの学生と地域の住民が訪れ、ボクネンが話す故郷伊是名島と版画のことに熱心に耳を傾けていまし...

投稿日:2018年02月05日

圧倒されました。アミークス展示会。

圧倒されました。アミークス展示会。…

 もう恒例になりましたね。アミークス(国際人を育てる学校法人)の子どもたちが、ボクネン美術館の展示作品を模写し、みんなで完成させていくという毎年行われているプロジェクト。 去年も10月2日から4日にかけて4年生たちみんなが来館。美術館で完成させた下絵を、いよいよ学校で彫りと着色を終えたようでした。 つい...

投稿日:2018年01月29日

船になったみやらび(娘)。

船になったみやらび(娘)。…

 琉球王国の時代ですから16世紀から17世紀にかけてのことです。王国から赴任してきた離島・先島の役人が、現地で気に入った“娘”を3年ほどのあいだ現地妻にしたという話が残っています。  もちろん、数年でも高級役人の傍にいて贅沢に暮らせるということで現地妻になった“娘”もいますが、なかにはその強制をよしとしない女性も...

投稿日:2018年01月22日

私は言葉。絵に会いたいな。

私は言葉。絵に会いたいな。…

 このシリーズは、ボクネン美術館が版画専門誌『版藝』に季節ごとに出している広告を一足お先に紹介するものです。言わば絵に言葉を乗っけるので、作家とは別のタイトルをつける試みになります。 今回の広告は、179号(春季号)に掲載。お題の作品は『風と咲く』(2006年、45.0×47.0cm)です。作品の桜は、白さが...

投稿日:2018年01月16日

BOKUNEN INTERVIEW

BOKUNEN   INTERVIEW

ー きょうは女性像と、その奥に潜む本性みたいなものについて聞きます。女性が描かれているボクネン作品のなかで、私が最も気になるのは『昇玉』(しょうだま、2005年)ですが、この作品を見ていると、実は以前あなたから聞いたことのある“チンジローハル”のことを思い出すんです。 作品に彼女からの影響があれば話しても...

投稿日:2018年01月02日

新年のご挨拶

新年のご挨拶

新年、明けましておめでとうございます。 昨年は、大変お世話になり誠にありがとうございました。 今年も昨年に引き続きお客様のご要望にお応えできるよう迅速かつ的確な対応を心がけて参ります。 より一層のご指導ご鞭撻をいただければ幸いです。 尚、当美術館/ギャラリーは1月2日(火)より営業いたしております。 年末...