投稿日:2010年12月24日

万想連鎖 2

万想連鎖 2

 ボクネン版画に思いを寄せる全国の通信員たちの「声」を届けます。トップバッターは、福岡通信員の那和慎二さん。その20年来のファンぶりは、作家や作品の機微にふれ、思わぬ情報がいっぱいです。それでは、那和さんの『万想連鎖』シリーズをごゆっくりどうぞ。  万想連鎖 2 緑門をくぐって 那和 慎二(福岡通...

投稿日:2010年12月17日

風の島から Episode 8

風の島から Episode 8…

  「スクガラス」(アイゴの稚魚の塩辛)をのせた島豆腐を、「コーレーグス」(唐辛子)を潰した練り状の表面になんどかこすりつけ、ペロリと口に入れてニコニコしている。このヒトは、間違いなくウチナーンチュ(沖縄人)だと思うのが、ごくふつうの常識だろう。しかし、このヒトは本土県人どころか、なんとオレゴン州から来た、生粋のア...

投稿日:2010年12月13日

万想連鎖 1

万想連鎖 1

 ボクネン版画に思いを寄せる全国の通信員たちの「声」を届けます。トップバッターは、福岡通信員の那和慎二さん。その20年来のファンぶりは、作家や作品の機微にふれ、思わぬ情報がいっぱいです。それでは、那和さんの『万想連鎖』シリーズをごゆっくりどうぞ。 万想連鎖 1 緑門に佇む 那和 慎二(福岡通信...

投稿日:2010年11月25日

風の島から Episode 7

風の島から Episode 7…

写真家・故比嘉康男さんの展示会を訪ねる   11月2日。まだまだ陽射しは、やわらかい。その日、沖縄県立博物館美術館は、まるで琉球諸島の島々から神々が降りてきたようだった。ボクネンの敬愛する写真家比嘉康男さんの没後10年の本格的な展示会が始まったのだ。  比嘉さんの作品は最初のころ、沖縄の社会的な現状...

投稿日:2010年11月06日

風の島から Episode 6

風の島から Episode 6…

天才ギタリストとの再会 「よぉ、ひさしぶり。あっはははは」  もうすぐ出番を迎えるギタリストの楽屋で、ふたりの男が笑顔で抱き合った。そして、豪快に笑い合う。  ふたりの話を続けるには、1980年代に戻らなければならない。そのころのオキナワンロックは1970年代中ごろの第1次の爆発的ブームも過ぎ...

投稿日:2010年10月22日

風の島から Episode 5

風の島から Episode 5…

 点描画家大城清太さんとアーティストトーク  「憧れのひとに来てもらって緊張のしっぱなしです」  盛んに照れ笑いしながら落ち着かないのは、点描画家の大城清太さん(写真右)。浦添市美術館で行われた『大城清太 点描画展 心己一点』(10月9日〜10月17日)のアーティストトーク会場でのひとコマだ。ボクネンは...

投稿日:2010年10月16日

風の島から Episode 4

風の島から Episode 4…

「アカラ」で朗読会をしようじゃないの?  10月の初旬、秋風もさやさやと美浜の海辺に吹くころ。佐渡山美智子さん(フリーアナウンサー、写真左端)が、友人を連れてボクネンに会いに来た。場所はジャノス。この訪問のいきさつは、先日、某処でボクネンが佐渡山さんとバッタリ。よもやま話ついでに、佐渡山さんが定期的に開い...

投稿日:2010年09月24日

風の島から Episode 3

風の島から Episode 3…

旧友仲地脩瑛でやって来た  ボクネンを取り巻く仲間たちを紹介する「ボクネンが往く」。今日はイラストレーターの仲地脩瑛さん。80年代のクリエイター同士が久々対面。   仲地脩瑛(なかちのぶひで)と言えば、1980年代にシンガー・イラストレーターと称し独自のクリエイティブ状況を開拓してきたひとり。『やんばる家』...

投稿日:2010年09月13日

風の島から Episode 2

風の島から Episode 2…

今年も盛り上がった「うんなー」 ボクネンを取り巻く仲間たちを紹介する「ボクネンが往く」。今日は、「ウンナー」で待ち構えていた地謡(ジウテー)青年たち。「兄貴、待ってたよ」 写真は、今年7月26日に行われた「うんなー」(伊是名島で毎年おこなわれる豊年祭)での「歌垣」の場面。だいぶ夜も更けているようだが、写真で...

投稿日:2010年08月09日

風の島から Episode 1

風の島から Episode 1…

陶工相馬正和さんを訪ねて  ボクネンを取り巻く仲間たちを紹介する「ボクネンが行く」。今日は、読谷村の座喜味に陶眞(とうしん)窯を主宰する、陶工の相馬正和さん。   七夕の、夕方。読谷は座喜味。ボクネンは車を飛ばしてきた。胸のわくわくが、おさまらないのだ。初めての焼物。それも大型作品7点が焼き上がったという報...