投稿日:2013年10月31日

おしゃべりQ館長 File 11

おしゃべりQ館長  File 11…

 2000点近いボクネン作品の代表作はなんでしょうか。誰もそんなことを言いませんから、ぼくがこの機会に言うことにしました。まぁ、代表作と言っても、100人の鑑賞者がいたら100人とも違うかもしれません。それは少し大げさですけど、4割くらいは同じ作品をあげるかもしれませんね。いや7割かな。いや、8割...。まぁ、...

投稿日:2013年07月04日

おしゃべりQ館長 File 10  

おしゃべりQ館長  File 10  …

「福田博之」という超視線   「水曜日は一日じゅう美術館にいますから、どうぞいらっしゃってください」ということで、昨日の7月3日はボクネンファンのひとり「福田博之さん」の来館を待っていた。ところが待てども連絡が来ない。「もう来ないだろう」とおもったやさき午後6時10分まえ。電話が入ったのである。「これから30...

投稿日:2012年07月18日

おしゃべりQ館長 File 08  

おしゃべりQ館長 File 08  …

最新作『人間への手紙』について 〜形のない記号〜  昨日、7月17日夕刻。台風の南島からの風を受けて北西から勘違いしたような落ち着きのない風を背中にうけつつ、私はアトリエへの階段を登っていった。ボクネンの最新作『人間への手紙』が完成したというのだ。この21日(土)から始まる『人間への手紙シリーズ』第2通...

投稿日:2011年12月15日

おしゃべりQ館長 File 07  

おしゃべりQ館長 File 07  …

「オシラサマ」と「ミルク神」 今週の前半、ボクネンが「棟方志功さん」の作品を彫りました。彫りから着色まで2日間に渡って8時間ほどで完成させました。これは某放送局企画のテレビ番組で来年2月頃、放映される予定ですのでぜひ観てください。放映権などもろもろの理由があって作品名や作品、制作風景はまだ公表できません。ご了...

投稿日:2011年12月06日

おしゃべりQ館長 File 06  

おしゃべりQ館長 File 06  …

ほら、そこに神さまがいらっしゃるよ。  前回の「Flower Matrix」に続いて、今日(2011年12月1日)の午後3時頃、またボクネンの新作花滝シリーズ第6弾を観ました。サイズは前回の『月下美人乃花滝』と同じ縦183.0cm、横182.5cm(和紙・木版・手彩色)です。  逸る心を抑えて、まず新作のタ...

投稿日:2011年11月24日

おしゃべりQ館長 File05  

おしゃべりQ館長 File05  …

Flower Matrix 2011年11月17日の夕方。ボクネンの最新作を目撃というか、とにかく観ました。ほぼ正方形の作品で183.0cm、横182.5cm(和紙、木版、手彩色)です。タイトルは『月下美人乃花滝』。『桜乃花滝』(2008)、『梅乃花滝』(2008)、『伊集乃花滝』(2011)、『想思樹乃花滝』(...

投稿日:2011年11月04日

おしゃべりQ館長 File 04  

おしゃべりQ館長 File 04  …

〜なぜ色を使うの!〜  ボブ・ディランが生ギターから電気ギターに替えて歌った年代後半、写真家の東松照明さんがモノクロからカラーに変えたのが1970年代前半。ふしぎなほど、この二人のアーティストはほぼ同じ時期に表現の大変換をやっているんだよね。   この二人の転換には、なんだか共通するなにかがあるような気がす...

投稿日:2011年10月28日

おしゃべりQ館長 その3  

おしゃべりQ館長 その3  …

〜「ボクネン美術」は、どこへ行く〜  ボクネンが版画を始めてもう20年あまり。これまでの作品を大まかに見ながら、「これまで」と「これから」を考えてみませんか。  まず、「これまで」。ざっと1800点ちかく。たいへんな量です。単純に計算して年間90作品。月8作。週2作。4日に1作品を彫っているんですね。し...

投稿日:2011年10月20日

おしゃべりQ館長 File 02  

おしゃべりQ館長 File 02  …

〜タケシとボクネンの『アート回路』〜  昨日の10月19日、BSプレアム『たけしアート☆ビート』のボクネン編が放映されました。私は撮影収録の現場にいましたから少し感じたことを書いてみます。とくにタケシとボクネンの『アート回路』について考えてみましょう。 「版画ってまるで子どもがどろんこに手をつっこんで、そのなか...

投稿日:2011年10月14日

おしゃべりQ館長 File 01  

おしゃべりQ館長 File 01  …

         〜田中一村とボクネンにみる『陰と陽』〜  こんにちは當山ですボクネン美術館の館長をしています。さてタイトルの『おしゃべりQ館長』でスタートするこのコーナー。おしゃべりQ館長が「ボクネン美術」に限らず、さまざまな美術の話題を「九官鳥」仕立てで鳴き叫ぼうというもの。勝手気まま、我がまま、着の身着のまま...