投稿日:2012年01月01日

万想連鎖18

万想連鎖18

 ボクネン版画に思いを寄せる全国の通信員たちの「声」を届けます。トップバッターは、福岡県の那和慎二さん。その20年来のファンぶりは、作家や作品の機微にふれ、思わぬ情報がいっぱいです。それでは、那和さんの『万想連鎖』シリーズをごゆっくりどうぞ。 万想連鎖18 見透かされる    那和慎二(福岡通信...

投稿日:2011年12月15日

おしゃべりQ館長 File 07  

おしゃべりQ館長 File 07  …

「オシラサマ」と「ミルク神」 今週の前半、ボクネンが「棟方志功さん」の作品を彫りました。彫りから着色まで2日間に渡って8時間ほどで完成させました。これは某放送局企画のテレビ番組で来年2月頃、放映される予定ですのでぜひ観てください。放映権などもろもろの理由があって作品名や作品、制作風景はまだ公表できません。ご了...

投稿日:2011年12月06日

おしゃべりQ館長 File 06  

おしゃべりQ館長 File 06  …

ほら、そこに神さまがいらっしゃるよ。  前回の「Flower Matrix」に続いて、今日(2011年12月1日)の午後3時頃、またボクネンの新作花滝シリーズ第6弾を観ました。サイズは前回の『月下美人乃花滝』と同じ縦183.0cm、横182.5cm(和紙・木版・手彩色)です。  逸る心を抑えて、まず新作のタ...

投稿日:2011年11月24日

おしゃべりQ館長 File05  

おしゃべりQ館長 File05  …

Flower Matrix 2011年11月17日の夕方。ボクネンの最新作を目撃というか、とにかく観ました。ほぼ正方形の作品で183.0cm、横182.5cm(和紙、木版、手彩色)です。タイトルは『月下美人乃花滝』。『桜乃花滝』(2008)、『梅乃花滝』(2008)、『伊集乃花滝』(2011)、『想思樹乃花滝』(...

投稿日:2011年11月20日

ボクネン美術館便り~闘神~

ボクネン美術館便り~闘神~…

 沖縄には、タウチーオーラセー(闘鶏)と言って、2羽のオスのニワトリを戦わせる娯楽があります。最近は減ってきましたが。この闘鶏は東南アジアでは古くから行われていました。  眼がえぐれようと、脳みそが見えようが戦う事をやめない闘鶏もいるといいます。そこには戦う神が宿っているとボクネンは言います。ボクネンがその闘神を描いた...

投稿日:2011年11月12日

美術館便り ~ボクネン展vol.4『鼓動』によせて~

美術館便り ~ボクネン展vol.4『鼓動』によせて~…

  11月11日より、ボクネン美術館での新たな企画展、『鼓動』がスタートしました。躍動感溢れ、戦う神の化身とさえ思えるような軍鶏を描いた、沖縄では初公開の作品、「焔(ほむら)」をはじめ、見る者に畏怖の念さえ抱かせる作品たちが皆様をお待ち致しております。また、開催にあたり当美術館学芸員の當山 睦子の挨拶文を紹介...

投稿日:2011年11月04日

おしゃべりQ館長 File 04  

おしゃべりQ館長 File 04  …

〜なぜ色を使うの!〜  ボブ・ディランが生ギターから電気ギターに替えて歌った年代後半、写真家の東松照明さんがモノクロからカラーに変えたのが1970年代前半。ふしぎなほど、この二人のアーティストはほぼ同じ時期に表現の大変換をやっているんだよね。   この二人の転換には、なんだか共通するなにかがあるような気がす...

投稿日:2011年11月01日

万想連鎖17

万想連鎖17

ボクネン版画に思いを寄せる全国の通信員たちの「声」を届けます。トップバッターは、福岡県の那和慎二さん。その20年来のファンぶりは、作家や作品の機微にふれ、思わぬ情報がいっぱいです。それでは、那和さんの『万想連鎖』シリーズをごゆっくりどうぞ。 .  万想連鎖17 夏休みの宿題   那和慎二(福岡通信...

投稿日:2011年10月28日

おしゃべりQ館長 その3  

おしゃべりQ館長 その3  …

〜「ボクネン美術」は、どこへ行く〜  ボクネンが版画を始めてもう20年あまり。これまでの作品を大まかに見ながら、「これまで」と「これから」を考えてみませんか。  まず、「これまで」。ざっと1800点ちかく。たいへんな量です。単純に計算して年間90作品。月8作。週2作。4日に1作品を彫っているんですね。し...

投稿日:2011年10月20日

おしゃべりQ館長 File 02  

おしゃべりQ館長 File 02  …

〜タケシとボクネンの『アート回路』〜  昨日の10月19日、BSプレアム『たけしアート☆ビート』のボクネン編が放映されました。私は撮影収録の現場にいましたから少し感じたことを書いてみます。とくにタケシとボクネンの『アート回路』について考えてみましょう。 「版画ってまるで子どもがどろんこに手をつっこんで、そのなか...