おしゃべりQ館長 その29

おしゃべりQ館長 その29…

 一昨日の9月12日、土曜日。午後4時半より久々にアーティスト・トークが開催されました。タイトルを『絵の舟に乗って』と銘打ち、「絵の力」を考えてみようというのがテーマでした。会場には早々と50名余りのみなさんが集まっていただき、なにやらこれまでと違う雰囲気に興味津々。というのもステージにはギターが置かれ、横にはボク... >>続きを読む。

おしゃべりQ館長 その28

おしゃべりQ館長 その28…

 15年前である。ニューヨークの美術館を、ほぼひとりでブラブラしたことがある。ニューヨーク近代美術館、メトロポリタン美術館、グッゲンハイム美術館、ホイットニー美術館などだが、ほかにも小さな美術館がたくさんあり、街がまさにアートに溢れていた感があった。その間、お気に入りの画家の作品を立ち所に観ることができて夢のように... >>続きを読む。

おしゃべりQ館長 その27

おしゃべりQ館長 その27…

 もう20年以上も前のことだとおもう。プロジェクト・コアのみんなで伊是名島へ旅行に行ったことがある。余談だが、これを当時は「コア・トレ」と言った。もちろん、そのときボクネンの生家も訪ねた。  生家に行った際、僕はなにげなく裏部屋に入ってみて、びっくりした。そこに、油絵が一枚だけ壁に掛かっていたのである。とくに驚い... >>続きを読む。

おしゃべりQ館長 その26

おしゃべりQ館長 その26…

 ある作品を前にして、遠い過去を憶い出してしまうなんてことはありませんか。私の場合、大体が風景ということになります。例えば、ゴッホの『アルルの病院の中庭』(1989年)を見ると、なぜか昔訪れた親戚のアパートの外廊下から見た中庭を憶い出したりします。また、岸田劉生の『道路と土手と塀』(1915年)では、小学校のころ野... >>続きを読む。

おしゃべりQ館長 その25

おしゃべりQ館長 その25…

 今回は、ボクネン作品について話してみたい。おもえば『Bang Bang』(館長の言説誌)や、新聞等でもけっこうボクネン作品の批評はやってきたつもりだが、いまだもって、納得のいく言説をやった試しがない気がする。私の実力のせいもあるのだが、とにかくボクネン作品のカテゴリー的な「引き出し」が多いことが私の筆力のおぼつか... >>続きを読む。

おしゃべりQ館長 その24

おしゃべりQ館長 その24…

 先月の7月25日から、ボクネンの『ともだち展』が始まっています。ちなみに、この展示会、11月23日まで開催してますので、みなさんぜひ足を運んでくださいね。さて『ともだち展』の話を少しばかりしてみます。作品は全54点。まあ、まさに「ともだち」に関する版画がならんでいるわけですが、これはボクネン自身が彼の故郷にさまざ... >>続きを読む。

おしゃべりQ館長 その23

おしゃべりQ館長 その23…

 「戦争画」について  日本の敗戦から70年が経過した。国会では安保関連法案が衆議院を通過し、参議院での審議に移ろうとしている。日本もかまびすしい状況になっているのだ。そんななか、巷では「戦争画」なるものが、いろんな戦後70年企画と結びついて世をにぎわせているようだ。さて、こんなときだからこそ、「戦争画」なるもの... >>続きを読む。

おしゃべりQ館長 その22

おしゃべりQ館長 その22…

 今日は絵を観た印象を言葉にする「記事」と「評論」の違いについておしゃべりしてみようとおもう。これまではこのことが、あまりぼくも気にならなかったのだが、ここにきて少しかんがえを詰めてみようとおもう。  まず「記事」と「評論」は、まったくもって目的自体が違うということである。「記事」の目的は新聞雑誌などで不特定多数... >>続きを読む。

おしゃべりQ館長 その21

おしゃべりQ館長 その21…

 ひとは何気なしになにかを発見するときがある。発見というと大げさだが、じぶんなりに納得いったと言った方がいいかも知れない。今日のお題は、「絵はなにが特徴づけるか?」ということについて話してみたい。  もちろんそのことにつていは、ずっと考えてもいたのだが、やはり決定的な(私的に)答えを出せずにいた。たとば、「小説は... >>続きを読む。

おしゃべりQ館長 その20

おしゃべりQ館長 その20…

 昨日の6月7日。Eテレで『「マネジメントの父」が愛した日本の美』という番組があった。マネジメントの父とは、経営学の父と呼ばれるピーター・ドラッガー(1909〜2005)のことである。深くにもぼくは、彼が企業経営の達人であることは知っていたが、まさか日本の室町時代の山水画や江戸時代の禅画、文人画などの水墨画どのファ... >>続きを読む。