投稿日:2017年03月28日
春の展示会、始まる。
先週の土曜日(3月25日)から、ボクネン美術館では新しい展示会『風の聲』(古層からの手紙)が始まっています。ちょうど今、春先の季節、いろんな風を感じる絵が44点、展示されています。ぜひ、足を運んでいただければとおもいます。 それでは、新展示会でのぼくの一押しを紹介します。画面の上にあります『走る夏風』(199...
投稿日:2017年03月06日
版画芸術 No175 沖縄から大和へ ボクネンの「桜日本」
版画専門誌『版藝』(No.175、春号)に、名嘉睦稔の桜作品『発知苗代桜』『桜乃花滝』『空と咲く』など9点が6ページにわたり特集されています。 これはボクネンの情熱たぎる桜を登場させることで、『沖縄から大和へ—ボクネンの「桜日本」』のタイトルのもとに誌面構成したものです。若い頃「一斉に咲き、一斉に散る」と...
投稿日:2017年03月03日
サンシンで歓迎。
かねてから、このブログで紹介してきた学校法人アミークスの課外授業。模写によるみんなの「大版画」が完成し、2月3日、「ぜひ見てもらいたい」とボクネンが招待されました(模写作品は『春菊畑』)。当日は、テレビ取材もあり、アミークスは大盛り上がり。 さて完成した作品を目の前にして、ボクネンが感心したのは、30センチ四...
投稿日:2017年02月06日
韓国の少年少女が来館。
先週の2月2日、夕刻に韓国の中学生たちが16名、美術館を訪ねてくれました。引率のユン・ヨンソ校長は、熱心に子どもたちの感想を聴き、版画作品ついて話し込んでいました。それもそのはず、ユン校長は“文学畑”の出身。沖縄と韓国の文化的な共通点などについても話していたようです。 もともとこの韓国の学校、情操教育を旨とす...
投稿日:2017年01月30日
タッチ(文体)はすべてを語る。
小学校のともだちに、ふたり絵のものすごく上手やつがいた。コンクールーのたびに、ふたりはいつも優秀賞だった。あのころをおもいだしてみると、二人は小学生にもかかわらず、ゴッホやルノアールばりのタッチなのであった。 その後、画家の道を進まず、ふたりはボクシングのトレーナーや会社員になった。つまり、あのふたりは「...
投稿日:2017年01月23日
絵と言葉の出会い。
ボクネン美術館は、版画全国専門誌『版藝』に広告を季刊で毎年掲載しています。今回は、2017年春季号。睦稔作品は『祓歌』(はらえうた、1998、45.0×45.0 cm)。この試みは、作品タイトルとは別に、絵に「言葉」を載せてみようという「絵」と「言葉」の出会いをこころみたものです。 ちなみに、今回は『闇の...
投稿日:2017年01月17日
共同作品もできたよ。
昨日のブログの続きです。そのブログで、アミークスの子どもたちの共同作品も、もうすぐできあがるはずですと、いったばかりでした。さっそく、昨日の夕方、担当のボルトン先生から、その仕上がった共同作品がデータで届いたのには、びっくり。 いゃあ、非常におおらかで、色使いもやさしく素敵な作品にしあがりました。なんて言うん...
投稿日:2017年01月16日
「つわぶき」が咲いてるよ。
最近、中城城跡に足を伸ばしてみたら、いたるところに「つわぶき」が咲いていて、なんとも気持ちよい散策ができました。そんなとき、美術館のブログに届いたのが、恒例アミークス(一環した英語教育で世界的な視野をもつ学童を育てる学校法人)の子どもたちの「アート・エギジビション」のニュースでした。 美術館で懸命に子どもたち...
投稿日:2016年12月27日
黄色の魔法?
現在、開催中の展示会は『闇夜の詩〜青の魔法〜』ですが、その開催当初に、ボクネン画の闇は黒・白・青で描かれ、特に「青の魔法」は興味深いと言いました。しかし、ひとつ言いそびれたことがあります。 それは「黄色の魔法」です。例えば「黄色」は、ゴッホ作品のなかでは、港の夜景などで頻繁に使われています。そして、ふと考えた...