投稿日時:2020年05月18日(月) 11:00

立ち読み『風のはなし』4

 ボクネン本『風のはなし』〜「節気慈風を語る」〜から立ち読み風に少しずつ内容を紹介しています。沖縄地方は5月12日に梅雨入りしました。それにまつわる話です。沖縄では梅雨入り時と梅雨明け時に吹く風を、それぞれ「クルフェー(黒南風)」と「シルフェー(白南風)」という言い方で表現しています。

 「クルフェー(黒南風)」は、大きな雨雲が一面に広がり遠くよりこちらに寄せてくる時、雨よりも先に吹いてくる重たい風で、黒々と見える雲と供にあるものと教わったのですがね。……

梅雨が明けて、雲を一掃するように吹き渡る風のことを、「シルフェー(白南風)」と呼ぶところもあります…。

  「クルフェー」と「シルフェー」は、日本本土でも古くから「クロハエ」とか「シロハエ」という言い方をしています。今ではあまり聞きませんが。沖縄の島々の住民たちは今でも、この「クルフェー」と「シルフェー」を生活の場で活かしているというのは、嬉しいものです。<當山>(『風のはなし』のお求めは、下記アカラギャラリーまで)

 

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