[ようこそ美術館へ]今日は打ちのめされたなぁ。

 「ワォー」

美術館で突然大声をあげたのは、子どもたちではありません。ボクネンです。

作家の前に列をつくり、次々に絵を見てもらっているのは、もうお馴染み「そらいろえん」の園児たち。

「いやあ、心をとらえて絵を描いてるなぁ」

「子どもたちは気持ちで絵が描けるんだなぁ。4歳でもうそういう気持ちになっているというのがすごい」

作家はもう興奮気味。

ところで「そらいろえん」の園児たち。礼儀正しいばかりでなく、実にユニーク。例えば一等最初、『大礁円環』の作品で泳いでいる“イラブチャー”を指差しながら「ああ、虹色おさかなだぁ!」ときた。これはもう詩人以外のなにものでもありません。

かとおもえば、何回も何回も絵に近づいていき、なんだか絵を分析している女の子。ところが、絵は一向に進みません。結局、画用紙のまんなかに絵を閉じ込めているように描いてます。でも最後には味わいのある絵に仕上げてくれました。

最後までなかなか絵が描けない園児がひとり。描けない自分が悔しくて泣き出す男の子も。

そんな個性あふれる「そらいろえん」の園児たちに、ボクネンも結局、「今日は打ちのめされたなぁ」という言葉であとはもう笑うばかり。

なんとも大人が圧倒されるばかりの“お絵描き会”でした。<みんなが来館してくれたのは11月22日の午後でした>(當山)