[ようこそ美術館へ] Don’t ask me!

「Don’t ask me!」

その日は、子どもたちの模写大会。一番最初に先生が注意したのは、この「Don’t ask me!」という英語でした。つまり、絵を描くときには「どうして描いたらいいの」とか「ここはどうするの」とかの質問は一切、聞かないでくださいということです。

絵は大人に教えられたり習ったりするものではなく、じぶんが思う通りにのびのびと書いてね、というのが先生の「言いたいこと」だったんですね。

もうこの模写授業のくだり、どこの小学校か気づいた方も多いはず。

そう、恒例今年もあの沖縄アミークスインターナショナル(国際人を育てる英語教育の学校法人)の子供たちが今月の初めにやってきたのです。30センチ代の版木をいくつも並べることによって46名の子供たち(4年生)が合同で版画(畳3っつほどの大きな絵)を仕上げるというプログラム。ボクネン作品の模写から自分なりにヒントを得て作品を仕上げていくのです。

毎年驚かされるのは、仕上がった作品の迫力。その生き生きとした表現は子ども独特の世界で、その自由さを感じないではいられません。

今回の美術館での授業は2日間。美術館ではたっぷり下絵作業に取り組みました。彫りと刷りは学校に帰ってからです。

実際に作品が完成し、アミークス校に展示されるのは来年1月ごろ。そのときには、このブログでも紹介しますね。ちなみに生徒たちは合同作品(模写画は『浜の岩陰』2003年)のほかに、個人作品にも挑戦しました。

それにしても「Don’t ask me!」は子どもたちだけでなく、大人が言われてもおかしくないですよね。なんでもひとに尋ねるのではなく、自律的にものごとに挑戦しなければならないのは、大人だって同じですから。(當山)