版画は、生き物だなぁ。

 先日、地域の生涯学習(うるま市生涯学習・文化センターの「ゆらてく講座」)の皆さんが、「版画をやりたいから」と美術館鑑賞やスタッフの版画説明を聞いたり、はたまたボクネン自身の版画講座までを受講。

あれから20日間。「作品を見てほしい」と連絡がありました。

展示会場へ向かう途中、メンバーの少年が美術館に来たときに口にした「イラブチャーが描きたい」が気になってしょうがありません。

作品は、大人子ども合わせて十数点。

展示でひときわ目を引いたのは、やはりあの「イラブチャー」(掲載画参照)でした。少年の手を伝って彫刻刀が版木に切り込まれる線の自由さ。魚の肌は色とりどりの鉱物が輝いているよう。ああ、版画は生き物だなあ。と感心するばかり。

口数少ない少年は、「魚の目元に気をつけました」と恥ずかしそう。

もちろん他のみなさんの版画もなかなかのもの。いろいろと紹介したいのですが、今回は割愛させていただきますね。それにしても少年の描いた「イラブチャー」は、ちょっと傑作というしかありません。版画の魅力を余すところなく伝えています。

版画に関わってもう何年にもなりますが、まだまだ驚きと発見の連続です。まさに、版画は生き物と同じ。

さて会場の皆さんは、ボクネンの丁寧な解説をもらい、大満足。

「共感を得るためにみんな絵を描くんですね」と、ボクネンも顔が緩みっぱなしでした。(當山)