[ようこそ美術館へ]キジムナーに声をかけたけど…。

 8月21日金曜日、お盆のなか日。美術館のお絵かきコーナーで、三人の家族が楽しそうに、キジムナーを描いていました。恩納村からのお客様で、お母さんと小学生二人の男の子。

お母さんは、もともと横浜の出身。沖縄好きが高じて、十数年前、ついに移住を決定。子どもがひとりで行動できなかったのが、恩納村に移り住んでからできるようになったと笑みを浮かべた。

「本土にいたとき、三線を耳にしてなぜか涙が出てきたんです。それからは、沖縄のエイサーやキジムナーなどにも興味がわいてきました」。そんなこんなの沖縄文化への接近が移住へと結びつくことに。

去年もボクネン美術館を訪れ、版画を一枚購入した。

今回の“キジムナー展”は、お母さんの興味ばかりでなく、こどもたちも一緒に行きたいということで、家族で来館。実際、子どもたちはキジムナーを見たことがあるという。

最後のお母さんの話が面白い。

「恩納村に、キジムナーがいそうな大きなガジュマルがあります。そこで、子どもが大きな声をガジュマルにかけたのですが、返答がありませんでした」(笑)

機転のいい子どもたち。それをまっすぐ受け取るお母さん。なんとも素敵な親子でした。