宇加地老人会、ご来館。「色使いがきれいだね」

 

7月も後半26日。恩納村真栄田から美術館を訪れたのは、宇加地(うかじ)老人会のみなさん13名。宇加地というのは真栄田の小字名。会の名称に小字を使っているだけあって、宇加地のみなさん沖縄の古き風景をよくご存知で、美術館に展示された沖縄の自然風土を描いた版画作品の前にときどき足を止めていました。

いま、開催中の展示会は『ハロー、キジムナー』。もちろんキジムナーの話題は鑑賞中もしきりで止まることはありません。

「私はキジムナーというのは、橋の下で貝を食べていると、母親から聞かされていましたので、小さいころは怖くて橋を渡れませんでした」と話す、ある婦人。その方のキジムナー話がおもしろくて、周囲にいるみなさんもその婦人を取り巻き状態。

「これが版画だなんて、信じられないね」と驚きを隠せないのは、ある男性。「とくに『節気慈風』の大作は、どのように描いたんだろ。まさに想像を絶するね」と感想をもらしたあと、しばし沈黙。

「色使いがきれいで、見とれてしまいます」(掲示作品『掛布』を見て)と言う、ある女性も。

「これまでボクネンさんのことはテレビなどで知ってはいたけど、今日は作品をじかに見ることができて良かったです」と嬉しそうな方もいました。

この宇加地老人会、月1度はいろんなところを訪ねるツアーがあるそうで、また美術館を訪れたいと笑顔で話していました。