投稿日時:2011年10月11日(火) 15:29

ばんばんニュース 第17号

版版ニュース2

奄美で展示会を開催

 今月10月8日。奄美の「田中一村記念美術館」の開館10周年を記念して、特別展『ボクネン木版画展〜風の島から〜』が(奄美市笠利町節田の同美術館)でスタートした。萌える亜熱帯絵画ともいうべき「田中一村」と「ボクネン」が同時に観られるということで、初日からファンが多数つめかけた。

 ボクネン作品は「桜の花滝」「星の道」「大太陽」「湧卵」など35点を展示。奄美での展示は初めてということもあり、「ずっとボクネンさんの展示会を待っていました。とてもうれしい」(会社員女性30歳)。「陰と陽が田中一村と別の角度で描かれている。興味深いです」(NPOスタッフ40歳)などなど、奄美で開かれたこの企画にみなさん興味しんしん。

当日2時からは「ボクネンズ・アートトーク」もあり、150名余りの聴衆が聞き入った。

「奄美の植生は似ていると思っていたが、まったく同じ。とてもびっくりしつつ感動した」「人間も自然のなかで暮らすひとつの種のようなもの。いま私たちの営みが未来の子どもたちのために届くことを願う。私もそのことに参加していきたい」というボクネンの熱い言葉に会場の人たちがうなずいた。

同展示会は11月13日まで。入場無料。なお、「田中一村記念美術館」は奄美大島の奄美パーク内にある。

BY17A

BY17B