投稿日時:2011年09月01日(木) 11:09

青の魔法

先日ギャラリースタッフ全員で名嘉ボクネンが使う手法「裏手彩色木版画」を体験しました。
ただ、この手法。体験してみると分かるんですが、かなり難しい。
紙の裏から色を描く上に、木版の黒い部分があるだけに、どのように色を付けてよいのかイメージ出来ないのです。
そこで自らの作品作りの参考にする意味でも、改めて名嘉ボクネンの作品を着色というポイントに絞って眺めていると、恥ずかしながら初めて、ボクネンの作品には「ある色」が実に特徴的に使われている事をに気が付きました。
その色とは、タイトルでお分かりの通り「青」です。
「青」と言えば通常、空や海を描く時に使う色ですよね。でもボクネンの作品を見ていると、どうもそれだけでは無い。
光や影が「青」で描かれています。

ボクネンの作品は木版部分の「黒」がやはりベースになりますから、その風景の中の光や影の表現として、「青」がたくさん使われていたのです。
そして、少しばかり感覚的な話にはなりますが、これまで私は作品全体を相対的に眺めた場合、その「青で彩色された部分」を、「黒や白」として捉えていた事にも気が付きました。まさしく「青の魔法」にどっぷりかかっていたわけです。
皆様も、ボクネンの作品をご覧になる時は、「一度その魔法にかかってみて、その後ご自分でその謎を解明していく」というやり方を是非試してみて下さい。
かくゆう私は、ボクネンの「赤の魔法」の解明に取り掛かろうかと思っています・・・どんだけ~っ!!
スタッフ/ケンタロー