あんたもミクロネシアンだね!

あんたもミクロネシアンだね!…

美術館にはいろんなひとたちが訪れる。それは、そのひとたちの鑑賞を通して、意外なことに気づかされたり、勉強になったりもするのだ。いわば、美術館に勤めるスタッフのかすかな知的喜びなのだとも言える。 さて、その知的よろこびを、またひとつ紹介しよう。10月の中旬だ。コンベンションビューローの紹介で、フランスの名だ... >>続きを読む。

じっくり、ゆっくりの鑑賞会。

じっくり、ゆっくりの鑑賞会。…

 10月6日、木曜日の午後。ネスレ日本株式会社の関係者の方々がご来館。総勢、14名で美術館の作品をじっくりゆっくりと優雅な鑑賞をしていただきました。  その日は、ボクネンが一緒についてみなさんに話もあり、そのサプライズにびっくり。作家が制作に対する姿勢や考え方を説明すると、全員が頷いては大よろこび。  「いたれ... >>続きを読む。

今年もアミークスが元気!

今年もアミークスが元気!…

 毎年、やってくるアミークス(一環した英語教育で世界的な視野をもつ学童を育てる趣旨で開校している)の子どもたち。今年も、10月4日、5日、6日と、4年生75名の生徒たちが、やってきてくれました。総勢みんなで版画(30センチ四方の70枚大)を制作する授業は、今年も続いています。ですから、この3日間は、彫りのために下絵... >>続きを読む。

絵のなかにあるもの。

絵のなかにあるもの。…

 先月8月3日から28日まで石川県の「しいのき迎賓館」で、ボクネン展(『太陽の島から』)が行なわれましたが、そこで作家はご当地作品としていくつか仕上げました。そのなかの『バラ色の雲と君の古里千里浜』について、少しご紹介してまいりましょう。  さて、この作品は明らかに色彩の激しさや線の力強さを感じさせるものですが、... >>続きを読む。

東京では見れない色彩だね。

東京では見れない色彩だね。…

 先週の9月2日、午前11時。東京の雑誌「オズマガジン」のライター森亜紀子さんとカメラマン清永洋さんが、北谷エリアの紹介ということで、その一画にあるボクネン美術館の取材にきてくれました。 「こんな色彩感覚は、東京では見たことがないですね」と、カメラマンの清永洋さん。ライターの森亜紀子さんも、ノロや骨壺などの異... >>続きを読む。

ぼくには絵がわからない。

ぼくには絵がわからない。…

 この1、2週間、美里中学の生徒たちが盛んにやってくる。夏休みの宿題だ。とは言っても、美術館で模写というわけでもないらしい。美術の先生が言うには、「とにかく美術館を体験して来て来い」ということだ。「なにを感じたか」「なにをおもったか」というのを正直に聞かせてほしいというのが、先生のミッションである。  さっそく一... >>続きを読む。

東大阪展覧会の対談に行ってきました。

東大阪展覧会の対談に行ってきました。…

万想連鎖36 「山の日」 那和 慎二(大阪通信員) 山の日だからと言って山に登っていたら、ぶっ倒れていただろう残酷暑厳しい大阪の午後。会場の東大阪市民美術センターは、静かな熱気に溢れていた。 3年ぶりのボクネン作品群との対面に勇んで出掛けた「ボクネンの世界展」初日の7月31日は拍子抜けするほど会場は... >>続きを読む。

美術館で絵を描こう!

美術館で絵を描こう!…

 夏休みに入ると、いつも美術館はなにかとにぎやかになる。そう、夏休みの宿題やなんかで、子どもたちが模写をしに来てくれるのだ。それで先週の8月2日、火曜日にやってきてくれたのは「アメラジアンスクール・イン・オキナワ」(宜野湾市志真志在)の中学生たち5人の仲間。ちなみに、彼らは版画を彫るのだそうだ。つまり、その日は下絵... >>続きを読む。

ギャラリー散歩

ギャラリー散歩

沖縄戦が終わって70年が過ぎました。いま、日本国では「安保関連法」や「憲法改正」が盛んに議論されています。この「戦争」ということに対して考えたりすることは、いまだからこそ大事なことのようにおもいます。「戦争」とは、個人や家族を恐怖のうちに死に追込み、残酷で非情なものです。その戦争の“非道さ”を考えることが優先さ... >>続きを読む。

ギャラリー散歩

ギャラリー散歩

 ボクネン版画には驚くばかりの数のタッチがある。ぼくはそのタッチを小説でいうところの「文体」だと、おもっているのだが、今日はその「絵の文体」の話をしたい。結局、絵を好きになるのは、その絵のタッチ(文体)なのではないだろうか。  そういう意味でいうと、上掲の『白い蝶』(1996年、100×80 mm)は、20年前の... >>続きを読む。