投稿日時:2016年08月08日(月) 14:23
美術館で絵を描こう!
夏休みに入ると、いつも美術館はなにかとにぎやかになる。そう、夏休みの宿題やなんかで、子どもたちが模写をしに来てくれるのだ。それで先週の8月2日、火曜日にやってきてくれたのは「アメラジアンスクール・イン・オキナワ」(宜野湾市志真志在)の中学生たち5人の仲間。ちなみに、彼らは版画を彫るのだそうだ。つまり、その日は下絵を描くためにやってきたのだ。
さて、このアメラジアンスクール、だいたいが米軍基地を背景に日本人を母親とする子どもたちが多い。言葉の問題、家庭の事情、地域の理由などからこのスクールにみんな通っている。驚いたのは、みんなそれぞれに絵の発想がユニーだったこと。
たとえば、洞穴のなかにファーム(農場)を描いた男の子。理由を聞いたら「ぼく、野菜が大好きなんだ」ときた。そしてあと女の子の絵に、「これは?」って聞いてみた。「赤ずきんちゃんが、三線を弾いているのよ」とこれまた不思議な答え。嬉しそうに説明してくれたのだ。この女の子、スクールでは三線の授業が大好きらしい。そこで、ボクネン作品のなかの野を歩く少女と精霊が三線を弾く絵を合体させたのだと言う。
とにもかくにも、みんな想像力・発想がずば抜けていた。既成の枠にとらわれず、奔放に絵を描いていることに感心したなぁ。なによりも自由なこころがいいね!