投稿日時:2013年12月05日(木) 11:33

ばんばんニュース 第3号

版版ニュース2

 先日、12月1日のボクネンの「カレンダーサイン会」は大盛況でした。予定の午後6時をとっくに過ぎても、8時近くまで何人かのファンは帰りません。午後3時から始まったこのサイン会、総勢70名を越したとおもわれます。当日ご来場していただいたみなさん、長い列の待ち時間を乗りこえてこらえていただき、まことにありがとうございました。作家がひとりひとりじゅうぶんに話をしたがりますので、こういうふうになってしまいました。ご了承くださいね。今回、ご来場できなかったみなさん、次の機会を待ってぜひお越し下さい。
 さて、多くのファンの方のなかには、いろいろとユニークなキャラクターがいました。まぁ、いつものことですがね。たとえば、順番を待つあいだ、来館記念メモの席に陣取って絵をひっきりなしに書き続ける女性。また東京から移住して鉄板焼きをやっているミュージシャンなどなど、素敵なイラストを持参してきた女子高生。
 そして、そのなかひときわユニークな来場客を紹介しましょう。それはアメリカ人のふたり連れ。男性の方はプエルトリコ出身で、マニー・ロドリゲスさん。女性は基地の小学校の先生でニルダ・ルイスさん。とりわけルイスさんは、先生とあって、ボクネンの絵にかなり興味をもったようす。質問もいろいろと。
 さて、もっとニュニークだったのは、男性のロドリゲスさん。彼は以前から、”ボクネン”という名前を耳にしており、ところがその響きは、祖国プエルトリコの現地読みで「モリケン」という言葉に発音がすごく似ていて、その”ボクネン”を聞くたびに、故郷を憶い出していたのだというのです(私の耳にはそうにも聴こえないのですが不思議です)。
 そこで、このロドリゲスさん。会場でも「モリケーン」「モリケーン」を連呼し、会場を笑いの渦に巻き込んでいました。ロドリゲスさんは、プエルトリコは他民族支配の歴史もつ沖縄の人間や自然にとても似ていて親近感をおぼえるというのです。ボクネンの絵が、おきなわの自然のいいところをどんどん絵にしていることに感動したと話してくれました。
 おもわぬファンの出現にボクネンも驚くやら、うれしいやら。とにもかくにも、今回のサイン会は「国際的」にもオモシロ・イベントになり、ファンにも喜んでいただいたようです。
BBN-3
             談笑する左から、ルイスさんとロドリゲスさん