ボクネン、志功を彫る。

「棟方志功」という作家をご存知でしょうか。
青森県出身の20世紀の美術を代表する世界的巨匠の一人です。
彼は「版画」を「板画」と称し、木版の特徴を生かした作品を一貫して作り続けた事で知られています。
彼の功績は、日本の多くの芸術家達に影響を与えてきましたが、沖縄の版画家・名嘉ボクネンもまたその一人でした。
ボクネンは、棟方志功が用いる「裏手彩色木版画」を使う、日本でも数少ない版画家です。
今回、NHKの本格派美術番組「美の響宴」様からご依頼を頂き、
ボクネンが志功さんの作品の1つを彫りました。

片や、掛けている眼鏡が版木に付きそうな程に顔を近づけ、
軍艦マーチを口ずさみながら版木を彫る北国の「板画」家、
一方は、何かに取り憑かれたかのように(怒られるかな?)
一気呵成に猛烈なスピードで彫り上げる南国の「版画」家。
彫るスピードや環境や風土、人柄も全く違う。
だけれども、全く同じ手法を使う版画家同士。
志功さんが、あの神々しい作品達を、どんな手法で、どんな気持ちで、彫っていたのか。
ボクネンは、自身も尊敬して止まない彼の作品を彫り、一体何を語るのでしょうか。

1月16日(月)午後9:00〜9:58/BSプレミア
1月29日(日)午後1:00〜1:58/BSプレミア
で放送される、『美の饗宴』~棟方志功の東北 自然に負けない美~
是非、ご覧下さいね。
スタッフ/ケンタロー