投稿日時:2011年04月01日(金) 15:14

風の島から Episode 12

 風の島からファサード2

「いきなりパーティー」に大盛り上がり

 おとといの夜、「あから」内の『ジャノス』が笑いと涙であふれかえった。ボクネンの友人である演出家の宮本亜門さん、ジャーナリストの野中ともよさん、芸人藤木勇人さん、点描画家の大城清太さん、ご存知りんけんさん、それに途中から4月より県庁で働くことになった平田大一さんも参加して、宴はますますヒートアップ。

 「アポイントメントをとって、準備万端でみんなが集まるのは、どうもだめなんです。今夜も亜門さんと野中さんが、偶然に沖縄に来ていることを知って、急遽みなさんに集まってもらったんです。これから、こんなパーティーを予告なしに開きますので、よろしく」

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 謝っているのか、しめしめと思っているのかわからないボクネンの主催者あいさつに、会場に来たみんなも、うなずきながらただ笑うばかり。それでも、それぞれの話が始まるや、みんな真剣な表情で議論したり、しようもない話で腹をかかえたりで、この「いきなりパーティー」、次第に盛り上がり始めたのだ。

 しかし、やはり話の中心は311日の東日本大震災のことに…。

 「原発がふさわしくないところは、まさに沖縄。ここから『ヌチスージ』(命のお祝い)を全国の人たちに届けよう。そして誰でもがここに来て、こころをいやしてほしい」と野中さんが言うと、亜門さんも「しばらくストレスがたまり気味だった、今夜は元気になれた。みんな、ありがとう」とみんなに語りかけた。次々に、いまも続いている大震災の余波ついての話が続くと会場には涙ぐむヒトも…。

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 そして、「テレビ映像で観る津波が町を襲う風景は衝撃だった。ヒトも動物も建物もみんな根こそぎ引っくり返されるのを見て、ぼくたちが住んでいる地球というものをあらためて実感した」と、ボクネンもひとこと。

 パーティーの最後には、りんけんさんがプロデュースする17歳のシンガーソングライター少女の「なゆた」が登場。

 大震災のヒートアップした話のあとの「なゆた」の妖精のような歌声は、これからの日本の復興に祈りを捧げているようで、みんなの気持ちがひとつに…。

 感激して思わず叫んだのは、亜門さん。

 「きたぁ〜っ」

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