白龍。

白龍。

 以前に話だけはクヮッチー(ご馳走)していた「白龍」(はくりゅう)。  ついに昨日6月11日の真昼間、沖縄の空を通過していくのを見ました。この「白龍」というのは、今の時期、つまり小満芒種(スーマンボースー:沖縄口で梅雨の代名詞)の後半〝ボースー〟の時に、本土のほうに向かって龍のような白い長い雲が沖縄本島を下にして... >>続きを読む。

風の種。

風の種。

梅雨の時期ですが、公園でウォーキングなどをしていると、ふと“小さな風”が身体にあたってきて、とてもいい気持ちにさせてくれます。おそらく、夏に向けて南からの風が吹きはじめているのでしょう。 ところで、この“小さな風”、沖縄(琉球)語ではとても素敵ないいかたをします。つまり、小さな風でゆくゆく大きくなっていく... >>続きを読む。

歌川広重の雨。

歌川広重の雨。

 以前に予約録画していた『広重が描いた日本の絶景』(NHK日曜美術館)を最近、やっと観ました。録画した理由は、このごろ版画で気になっていた“雨”の描き方に興味をもっていたからです。それも歌川広重は「雨の詩人」という言い方もされていますからね。もっと詳しく広重について知りたいと思っていたのです。  広重の雨の作品と... >>続きを読む。

梅雨どきの風がおもしろい。

梅雨どきの風がおもしろい。…

 先週の土曜日から、奄美地方とともに沖縄地方も梅雨入り。さて、この季節に吹く沖縄の風の名前と働きがおもしろいので、紹介したいとおもいます。もちろん、元ネタは“風の百科事典”ボクネンです。教科書に載っている言葉ではなく、地元に伝えられる風の言葉ですから、これがまたすごくおもしろいのです。  たとえば、いまの梅雨どき... >>続きを読む。

30日間の幕を閉じた愛媛展。

30日間の幕を閉じた愛媛展。…

この5月7日で、終了した「名嘉睦稔展〜風の伝言を彫る〜」。のべ30日間の開催で、愛媛の方ばかりでなく、会場には遠方北海道からも訪れるファンもいてかなりの熱狂ぶり。80点余に及ぶ作品の展示は、作家の画業30周年の節目を飾る記念すべき展示会にもなった。ライブ制作、開催記念特別対談(×早見和真<小説家>)、子供たち<... >>続きを読む。

愛媛展、彫り下し作品から。その2

愛媛展、彫り下し作品から。その2…

 愛媛展、17日目が過ぎました。遊子小でのワークショプの盛り上がりで、この2、3日、中学校や高校の生徒たちが、団体で鑑賞され盛況のようです。  さて、現地で彫り下ろした作品から、今回は『星降る段畑』(2017年、62×49 cm)を紹介しましょう。いつも感じるのですが、ボクネンはどこの位置からこの作品を描... >>続きを読む。

愛媛展、彫り下し作品から。

愛媛展、彫り下し作品から。…

現在、開催中の愛媛展。全85点のなかに、いわゆるご当地作品が、11点含まれている。愛媛に住むひとびとも、お馴染みの風景を描いた作品に、興味津々。そこで、その作品のなかから『星指す来島海峡大橋』(49×62 cm)を紹介しよう。まず驚くのは、橋や海にかかる黄色いイルミネーションである。目に飛び込んでくるばかりの“... >>続きを読む。

作品に言葉を載せてみよう。

作品に言葉を載せてみよう。…

  もうご存知のかたも多いとおもいますが、ボクネン美術館では、版画専門誌『版画藝術』に広告を兼ねて、作品にタイトル以外の「言葉」をのせる試みをしています。もちろん作品には、タイトルというものがあります。それは作家が名づけたもので正式な名称ということになります。でも、ここで私たちは作家にことわりを... >>続きを読む。

春の展示会、始まる。

春の展示会、始まる。…

 先週の土曜日(3月25日)から、ボクネン美術館では新しい展示会『風の聲』(古層からの手紙)が始まっています。ちょうど今、春先の季節、いろんな風を感じる絵が44点、展示されています。ぜひ、足を運んでいただければとおもいます。  それでは、新展示会でのぼくの一押しを紹介します。画面の上にあります『走る夏風』(199... >>続きを読む。

版画芸術 No175 沖縄から大和へ ボクネンの「桜日本」

版画芸術 No175 沖縄から大和へ ボクネンの「桜日本」…

版画専門誌『版藝』(No.175、春号)に、名嘉睦稔の桜作品『発知苗代桜』『桜乃花滝』『空と咲く』など9点が6ページにわたり特集されています。 これはボクネンの情熱たぎる桜を登場させることで、『沖縄から大和へ—ボクネンの「桜日本」』のタイトルのもとに誌面構成したものです。若い頃「一斉に咲き、一斉に散る」と... >>続きを読む。