ようこそ「アカラ」へ!③ うねる赤瓦

アカラ施設案内ファサード

うねる赤瓦 〜新しい伝統〜

「あから」の屋根はこの施設の一番の特徴だと言えるでしょう。うねる「赤瓦」は屋根を隅々まで被いつくし、枚数はなんと28,000枚。「赤瓦」の数もすごいけど、もっとおもしろいのは、そのうねりかたです。沖縄の赤瓦の伝統にこだわりつつも、型破りの冒険をしているからです。というのは、沖縄のこれまでの瓦はどれもこれも真っ直ぐに並んでいました。沖縄の「赤瓦」は明治時代あたりからお目見えしたということですが、瓦葺き様式はその当時から変わっていません。そこで私たちは、これまでの方法にとらわれず「赤瓦」を自由にうねらせたらどうなるんだろうと考えてみたんです。

これは沖縄というより、日本の国でも初めてなのではないでしょうか。でもみなさんは、どうしてそんな面倒くさいことしたのか?と聞いてくるとおもいます。でも私たちは、考えてみました。もちろん古いことも大切にすることは大事なんですが、ときには苦労してでも時代のカラを破ることもやってみる必要はあるんじゃないかとおもったのです。言わば“新しい伝統”が欲しかったんですね。

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