投稿日時:2016年10月12日(水) 14:15
今年もアミークスが元気!
毎年、やってくるアミークス(一環した英語教育で世界的な視野をもつ学童を育てる趣旨で開校している)の子どもたち。今年も、10月4日、5日、6日と、4年生75名の生徒たちが、やってきてくれました。総勢みんなで版画(30センチ四方の70枚大)を制作する授業は、今年も続いています。ですから、この3日間は、彫りのために下絵ということでした。
さてさて、今年みんなで挑戦する版画はボクネンの『春菊畑』。これは量感ある畑の構図で、みんなで彫るには少し難しそう。でも意外とこれまで、『大礁円環』も難なくこなしてきたから、きっとうまくいくだろうと期待しています。
それと、このみんなで描く作品以外に、自由画もそれぞれに版木に向かって取り組んでいました。いつも、その豊かな発想には驚かされますが、その日、さらにびっくりさせられたのは、和椛(わかば)ちゃんの作品。まず、彼女は絵を描く前に、それぞれみんなの好きな動物を聴いてまわって、そのみんなの動物を一匹ずつ版木に描き込んでいるのです。そして、描きながら動物たちを指差し、「みんなこの好きな動物たちに変身しているのよ!」と笑っていました。
ふむ、絵を描くときのこんな発想は聴いたことがなかったのでびっくり。それにしても、この和椛ちゃん、まるで映画監督や舞台の演出家のように、役者を配置して作品をまとめているような才気あふれる発想ぶり。いやあ、子どもはいつも予想ができないとんでもないアイデアを考えるもんですね。
しばらくして、みんなのアミークス版『春菊畑』ができるはずですから、完成した暁にはこのブログで紹介しますね。