投稿日時:2014年12月25日(木) 17:56
ばんばんニュース 第23号
島で急遽「ようこそ先輩」(番外編)
伊是名は小さな島だが心のなかでは大きい。
前回のブログで12月15日に行なわれた「尚円王乗馬像」の除幕式のもようをお伝えしました。ところがその日、除幕式の前のぎりぎりの時間まで以前NHKで放映された「ようこそ先輩」(番外編)なるものをボクネンは設定したのでした。もちろん現場は、伊是名小学校。時間がぎりぎりのなか、やることになったのは校長先生や先生たちのかっての要望によるものでした。それにボクネンも母校の子どもたちともういちど会いたいという気持ちがあったからです。なにしろ時間がないということで、時間前にボクネンのテープをみてもらい、版画というものの概略を知ってもらうこともやっていただきました。
さて、課外授業(番外編)は、まず校庭のまんなかにあるガジュマルの話。「ぼくたちが小さかったころもあのカジュマルはあったけれども、ほとんど大きさは変わらないようにおもう。それは樹木のもつ時間がそうさせているんです」と、樹木のもつ時間は人間にとっても生きていくうえでとても勉強になると説明。その堂々とした樹木の時間の使い方を人間は学ぶ必要があることを強調しました。それから、島を出てわかったことで「伊是名は小さな島だが、心のなかでは大きかった」という話にはみんなも頷いていました。ちなみに伊是名の自然は自分が絵を描くうえでプレゼントされているようなものだという話もしました。そのあと版画の歴史や、棟方志功に影響を受けたこと、版画に失敗は決してないことなどをおしゃべりしながら課外授業はそろそろ終り近くに。
そして最後に、みんなが聞きたいことを質問してもらうと、これがけっこうオモシロ質問で周囲の大人たちも大笑い。「なぜ、版画をするときにバンダナをするんですか」は、まだまだ序の口。最後に「版画はひとついくらするんですか?」という質問が出たときにはボクネンも答えるのにひと苦労。それから少しオーバーした課外授業をあとにボクネンは駆け足で「除幕式」へ。