投稿日時:2017年11月08日(水) 14:27

あやはし小のみんなが、ボクネンと交流会。

 このところ、子供たちの総合学習のための来館が目白押し。この11月1日には、平安座島のあやはし小学校の6年生、20名の生徒たちがやってきた。

 その日は、なんとボクネンとの交流会も。なんでも島で話題の「アート展」にみんなの版画が展示されるという。その版画を彫る前に美術館で実際に作品をみて、作家自身にもいろいろと版画のことを聞いてみようというのが来館の目的。

 ひととおり美術館の作品をみたあと、ボクネンは質問攻めに。とりわけ、ユニークな質問は、「なぜ、版画を彫るのか?」という、難題。それに対して作家は「版画に失敗はないから」と答えると、みんなキョトンとした。

 するとボクネンは「版画は彫刻刀を使って間接的に彫るから、自分以外の力が作用する。だから版画に失敗なんてないんだよ。いいだろっ」と答えると、みんな、納得しているような、してないような不思議な表情を浮かべた。

 それにしても子供たちが口にしたことが、素晴らしかった。「島はアート展で知られているから、自分たちも版画を出品して島起こしに役立ちたい」と言うのだ。なんとも美術館としては、嬉しい言葉だった。

元気な質問がドシドシ。