投稿日時:2016年01月14日(木) 16:52
ギャラリー散歩
先週の1月7日、アミークスの子どもたちの「大版画」が完成し、校内に展示してあるという連絡を受けて、早速ボクネンとスタッフは翌日うるま市栄野比にある「沖縄アミークスインターナショナル」に出かけました。覚えている方もいるでしょうが、昨年の10月に生徒たち71名(4年生)がみんなで「大礁円環」を模写しようと、その下書きにやってきてくれたのでした。
そのときにも紹介しましたが、今回の模写はなにしろ超ビッグサイズ(ほぼA3の大きさの240枚、上の写真参照)ですから、現場に飾られた作品を目の当たりにしてボクネン、美術館スタッフも呆然。とにかく、その迫力バッチリにびっくり。この作品、なんとアミークス全生徒の幼稚園児、小学生、中学生全員が参加しての大仕事だったのです。ちなみに、この大型プロジェクトはアミークス開校5周年を迎えたことを記念して取り組まれたものです。
さてボクネンともどもスタッフが「アミークス版大礁円環」をじっくり観賞したあとは、下書きを担当した4年生たちが集合。ボクネンの特設受業となりました。子どもたちのユニークな質問が繰り出されるなか、ボクネンも大満悦。なにしろ「子どもの絵からはいつも勉強させられる」というボクネンは、いつもその受業を楽しみにしているのです。
受業の応答のなかで生徒たちが一番びっくりしたのは、版木を彫るときボクネンが一度もケガをしたことがないということでした。不思議がる子どもたちを前にして、ボクネンが「小さい時から農作業でカマやクワを使い慣れているから、ケガをしないんです」と言うと、みんな感心するやら感動するやらで、ただただ黙って頷いていました。
小さい頃からの家の手伝いの経験が積み重なって「版画」もケガをしないで彫るようになれたことを聴いて、みんなさすがに勉強になったようでした。
「版画はおもしろいです。これからもみんなが続けてくれると嬉しいです」と最後にボクネンが話すと、みんなの大きな拍手が鳴り響きました。
(※1月14日の18時15分から19時にかけてのOTVニュースで、特設受業のもようが放映予定です。)