投稿日時:2015年12月21日(月) 13:46
ギャラリー散歩
暖冬がそこかしこで囁かれています。アカラの「ワルミ通り」や「ソイソイ通り」も毎年と違って、ちょっぴり暖かめの風が吹いています。確かに師走には冬の冷たい風が吹いたほうが新しい年を迎えるのには気分がでるのかも知れませんが、12月のポカポカ暖かい陽気もなかなかにいいものです。
さて、そういえば先日「ワルミ通り」を歩いていたら、ハブボックス側の外壁に「樹座(壁に取りつけた鉢)」からガジュマルの細い根が糸のように“ピーン”とひとりでまっすぐに地面に向かって張っているのを目にしました。冬の微かな風に耐えながら命を育むように育っているのが、なんだか愛おしい感じがしてとても気持ちが和みました。
アカラができて6年目。ようやく「アカラを森にしよう」という夢が少しずつかたちになってきたようにおもいます。それにしても、なにをやるにしても“少しずつ少しずつ”なんですね、ものごとって。慌てず騒がずゆっくりとカタチにしていくことが大事なんだとおもいます。
そんなことを、樹座から真っ直ぐにピーンと伸びた細い糸のような“根”に教えられました。