投稿日時:2013年11月21日(木) 19:38

作家来場サイン会のお知らせ

アカラギャラリーブログをご覧のみなさま、こんばんは。
2014年版ボクネンカレンダー発売を記念しまして、作家来場サイン会を開催いたします。
開催日:2013年12月1日(日)
時 間:15:00〜18:00
そして、明日よりボクネン美術館の企画展Vol.10「モノクロームの歌」がスタートします。
※今回は企画展と合わせて、新たなチャレンジをしております※
「美術館の外」でも大きな大作を観ることができます!
あの壁かな?ワクワクしますね!!
美術館の新たな可能性を広げる事が出来たのではないかと思います。

亜熱帯の奔放な極彩色が映えるボクネン版画。その着色とインスピレーションによる縦横無尽さは、作家の天性の資質を感じさせます。色彩へのこだわりは創作を支える中枢をしめていると言っていいでしょう。
一方、彩色画の対局にあるモノクロ作品も、そのモチーフの多様さには驚かされます。1980年代の《物語性》から1990年代の《音楽性》や《愛憎劇》をへて2000年代初期の《飢餓感》、2010年代の《存在論》への創作道程は変化に富み興味がつきません。モノクロだからこそ鮮明に表れてくるダイレクトな表現、人間の悲喜劇が一層力強く映しだされています。特別な感情域に入り込むために黒と白以外の色彩を排除し、人間の喜怒哀楽を赤裸々に掘り下げています。
本展示会は1984年から2013年までの作家の渾身のモノクロ作品約50点を展示し、その系譜をたどる試みです。
ボクネン作品における表現の根っこともおもわれる「モノクロームの歌」の展示会を、ぜひご鑑賞ください。
館長 當山忠
サイン会にお越しの際には、美術館もお見逃しなく!
ギャラリースタッフ/上地