ようこそ「アカラ」へ!⑩ ニシヌタチ

アカラ施設案内ファサード

 「アカラ」をつくっている素材やエネルギーは「樹木」「琉球石灰岩」「風」「太陽」などです。まさに、この“しま”をつくっている自然源と一緒なんです。でも、そんな自然源のなかでも「アカラ」にとってもっとも大事なエネルギーは「水」ではないでしょうか。これは「アカラ」ならずとも「生命体」つまり地球の全生き物がぜったい必要にしているモノですよね。

その“水”のカタチを「アカラ」の建物にイメージ(表現)させたのが、今回紹介する『ニシヌタチ』(北の滝)です。「ニシ」は沖縄語では「西」ではなく「北」のことです。「タチ」は「滝」のことですね。

この『ニシヌタチ』は、北側二階の赤瓦屋根のくびれたところで雨水が引き寄せられ滝のように飛び散るようになっています。「アカラ」の赤瓦が雨を受け止め、その雨水がうねる赤瓦に沿って滝ができるにようになっているんですね。これが『ニシヌタチ』です。屋根の縁からは雨だれもカーテンのように落ちていきます。

「水」のエネルギーを感じるために、雨の日に『ニシヌタチ』の下に立ってみませんか。

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