ようこそ「アカラ」へ!⑧ チンプー

アカラ施設案内ファサード

 アカラの瓦屋根には六つのとんがりがあります。これを私たちは「チンプー」と呼んでいます。この「チンプー」とは、沖縄語でおかっぱの髪を頭の上で小さくたばねた男の子や女の子の髪がたを「カンプー」と言いますが、その「カンプー」と、これも沖縄語の「チヌ」(ツノ)とを合わせてつくった言葉です。

アカラのこの屋根の六つのとんがりは、この「チンプー」によく似ていることから、そう名づけました。私たちは、この「チンプーたち」が天空からのエネルギーをいつも吸収してくれるようにと願いを込めてつくりました。

ちなみに、このチンプーたちはそれぞれに名前もあるんですよ。南側から見ると左側から二番目の少し大きい「チンプー」を「ウヤチンプー」(親チンプー)、そしてほか五つの「チンプー」は「クヮチンプー」(子どもチンプー)と言います。「クヮチンプー」はぞれぞれ天空(宇宙)から吸収したエネルギーを「ウヤチンプー」に送って、ひとつのエネルギーとしてまとめるんですね。これはあくまで、私たちが想像力でつくりあげたものですが、でもアカラが完成したときにこんなことがありました。

アカラのおはらいと繁栄祈願にきたユタ(沖縄の霊媒師)が、次のように言ったのです。

「この屋根には宇宙のエネルギーを吸収するとんがった突起みたいなのがあるね…」

 

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