投稿日時:2014年07月11日(金) 11:16
ボクネン展Vol.12『海に還ろう〜生命の原郷を彫る〜』
ボクネンブログをご覧いただきありがとうございます。
新しい企画展のご案内です。
7月11日(金)より、ボクネン展Vol.12『海に還ろう』〜生命の原郷を彫る〜と題しまして、新しい展示がスタート致します。
今回の展示では、NHK総合テレビ「インタビューここから」で登場した大作「大礁円環」をはじめ、放送内でライブ制作された新作「魚湧く」、新たに制作された大作「満潮交響楽」、「珊瑚臓腑」含む約32点を展示致します。
ボクネン展 Vol.12 『海に還ろう~生命の原郷を彫る~』
期 間:2014年7月11日(金)~11月16日(日)
時 間:11:00~20:00(期間中無休、最終入館19:30)
入 館 料:大人¥800 高校生以下¥500 未就学児(6歳未満) 無料
沖縄の南西諸島には世界でも有数の美しい海があります。誰もが目をみはる極彩色のサンゴ礁は貴重な観光資源と言えましょう。しかし海はその美しさの魅力ばかりでなく、いにしえから地域住民の生活を支え、さらに文化も育んできました。まさに海は人間にとってかけがえのない生命の原郷と言えるでしょう。
ところがその海も近年、少しずつ異変が生じてきています。地球温暖化の影響によりオニヒトデの発生やサンゴの白化現象などが表面化してきているのです。幼少から海にこよなく親しんでいるボクネンが、昨今の自然の変化に危惧の念を抱いていることは言うまでもありません。
この30数年余、海を描きに描いてきた作家は、少しずつ変容していく海についてどういうおもいで作品を彫り続けてきたのでしょうか。私たちはこれらの作品群を目にすることで、作家のおもいに触れることができればとおもっています。この展示会が、みなさんとともに「海」との関係をかんがえるきっかけになることを願います。
さて、私たちはときどき心のどこかで海に懐かしさを感じるときがあります。これは海が「人間のふるさと」だからではないでしょうか。そこで、そのふるさとに眼差しを向けてみようとおもい、展示会名を「海に還ろう」としました。
以上の趣旨をご理解のうえ、本展示会をご鑑賞いただきますよう心からお願い申しあげます。
ボクネン美術館館長 當山忠
ボクネン美術館[アカラギャラリー2階]
〒904-0115 沖縄県中頭郡北谷町美浜9-20 (アメリカンビレッジ内)
Tel: 098-926-2764