ようこそ「アカラ」へ!⑪ ボクネン美術館

アカラ施設案内ファサード

さて「アカラ」の紹介もここまで来ましたが、ここでいちばんの見所である施設の紹介です。それは沖縄でもこれほど大きな民間施設としては珍しいボクネン美術館。みなさんには、ここで「自然」や「生命」のことをスタッフと一緒に感じてもらえればいいなとおもっています。

「自然」と「人間」の結び目ってなんだろう。

ボクネンは大きな作品を描くことがとくに好きです。でも、この美術館ができるまでは、どでかい作品をせっかく彫っても展示するところがありませんでした。これまでの小さな画廊では、とてもじゃないけど大きな作品の展示は無理だったんですね。

ですから、これまでは大きな作品については各地の展示会でときおりファンにみてもらっていたんです。それでこのボクネン美術館の完成で待望の大きな版画がいつでも展示できるようになったというわけです。そして、この美術館の設立趣旨はボクネンの終生のテーマである「自然と人間」をコンセプトとしてつくられました。「自然」を学ぶことによって、私たちが住んでいる「社会」や「時代」のことをもっと考えていくのが美術館の目的なんです。

みんなで「自然」や「生命」のことをいっしょに考えていけたらいいですね。

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ここは版画の玉手箱。

この美術館ではボクネンが30年(2015年現在)にわたって彫り続けてきた2000点余りの版画のなかから、展示会ごとにセレクションしてみてもらっています。ときたま展示される畳12畳ぶんの『節季慈風』や『大礁円環』などは、ほんとに圧倒されます。

そのほか、絵のイメージを数珠つなぎにして描かれる「万象連鎖シリーズ」は、不思議な幻想の世界が広がる興味深い連作群です。

ボクネンの絵の描きかたは、頭のなかから次々と出てくる絵のイメージを「つかまえる(絵にする)」んです。ですから、ものすごいスピードで彫らないと絵は逃げてしまいますから真剣勝負なのです。

この「ボクネン美術館」には、そんなふうに描かれた「自然」や「生命」を感じさせる版画がいっぱいあります。

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ボクネン展。

美術館では年3回新しい展示会をやっています。展示会ごとにテーマを決めて、ボクネンの版画世界をより楽しめるようにしています。「ボクネン美術館」は、オープンした2010年から展示会をスタートさせていますが、これまで幸いにいろんな方に好評をいただいています。これからもボクネンワールドをおもいっきり前面に出して開催していきますので、ぜひ足を運んでください。