投稿日時:2017年11月20日(月) 15:32

彩橋小に行ってきました。

 先だっての11月の1日。版画に挑戦しようと美術館の見学とボクネンとの交流会を兼ねてやってきてくれた平安座島の彩橋小学校高学年の生徒たち20名。その2週間後の16日には早速連絡がはいり、「仕上がった僕らの作品をぜひ見に来てください」と元気な声を弾ませてきたのです。

そして、彩橋小でワークショップが始まりました。ちなみに、このワークショプ、11月18日から始まったいま話題の「2107イチハナリアートプロジェクト+3」の一環でもあり、子どもたちはやる気満々なのでした。

展示場に掲げられた作品たちに、まずびっくりしたのはボクネン自身。いろんな表情の顔をした「ひまわり」の版画たちが所せましと並んでいたからです。さすがの作家も感激して、顔がほころびっぱなしです。「今日は、ぼくが勉強になりました」と何度も感想をもらし、子どもたちも大喜びでした。

それから子供たちはボクネンを招待席に座らせると、次から次へとテキパキとした感想や質問を投げかけました。

「板画を彫り始めるときは心配だったけど、次第にうまくいったのでとても嬉しかった」という生徒の素直な感想には、作家も「そうだろう、そうだろう」と何度もうなずき嬉しそう。

生徒たちのひとりが、「自分たちの彫った作品たちが地域のひとたちの勇気になれば、とても嬉しいです。大人になっても大事な思い出になりそうです」と元気な声で言うと、さすがのボクネンも少し緊張して真剣顔。喜びを隠せません。

「版画と地域おこし」というユニークな取り組みにほんとうに感動したのは、美術館側のほうだったのかも知れませんね。(やま)