ひまわりが見ている。

  先週の水曜日(7月27日)。うるま市にある「NPO法人 児童デイサービスくるみ」の皆さん13名(先生4名、児童9名)が来館してくれました。(7月27日の記事もありますので合わせて読んでくださいね)

 美術館にいてもっとも勉強になるのは「子供たちの感想」を聞くことです。もちろん、ほとんどの子供たちは「大人に気に入られようとする言葉」で答えるのが多いのですが。しかし、ときたま言葉を使わず、その目や態度で「感想」を訴える子供も中にはいます。

 今回、足を運んでくれた児童たちにも何名かいました。みんなが美術館に入るなり、4年生くらいの一人の男の子が泣き出し、先生のそばを離れません。「彼はね、うす暗くて冷たいクーラーのなかにいると、いつも泣き出すんですよ」。というのは、男の先生。

 そういえば、美術館の空間デザインを担当したひとが、「子宮」をイメージして設計したと言ってました。泣き出した男の子が、胎児のときの不安な思いがよみがえったのではないかというのは、ぼくのまったく勝手な想像ですけど…。

 そしてそのあとです。後ろの方から今度は女性の先生が、「いや、泣いているのは、ひまわりに見られているからだと思いますよ」というのです。僕はそのとき、からだが震えるおもいがしました。そして、美術館というところは、「子ども」の深いこころを知るのに、とても貴重な場所だと思わずにはいられませんでした。