版画芸術 No175 沖縄から大和へ ボクネンの「桜日本」…

版画芸術 No175 沖縄から大和へ ボクネンの「桜日本」

版画専門誌『版藝』(No.175、春号)に、名嘉睦稔の桜作品『発知苗代桜』『桜乃花滝』『空と咲く』など9点が6ページにわたり特集されています。

これはボクネンの情熱たぎる桜を登場させることで、『沖縄から大和へ—ボクネンの「桜日本」』のタイトルのもとに誌面構成したものです。若い頃「一斉に咲き、一斉に散る」という単一思想が軍隊や戦争に結びつき、桜の木を見ることさえできなかったというボクネン。しかし、今では素直に桜を美しいと思えるようになったとインタビューに応えています。今後は「桜を<命の源>の姿として」描きたいとも。

なにはともあれ、ボクネンの<桜>は、これまでの日本版画界における<桜>のイメージを覆しているようです。インタビュアーの栗本氏(本誌)も「<はかなく散る>桜のいさぎよさよりも<花を咲かせる力>に溢れた桜の印象を強く感じる」と語っています。

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