投稿日時:2015年12月07日(月) 15:04

ばんばんニュース 29号

coyote雑誌

  新しい旅を模索するユニークな大人の旅行誌“Coyote”(コヨーテ)の“SPECIAL ISSUE”(特別号、2016年)に、名嘉睦稔へのインタビュー記事と自身のコラムが掲載されていて、いま発売中です。この雑誌、実は4、5年前に名嘉睦稔が挿絵を提供したことはあるものの、今回の4ページに渡る掲載は初めて。記事のタイトルは『冬、風に聞いた話』。“島の風”をフィルターに島、命、ひと、生活、恋、野生など、名嘉睦稔が圧倒的な自然知で“島”を縦横無尽に語っています。

 後半に掲載された1ページのコラムは『遠い昔からの話、沖縄に吹く冬の風』で、沖縄の重厚な歳時記ともいべきもの。百科辞典や専門誌にはない情報が満載。リアルに島で見聞きしてきた文章がなんとも圧巻です。島の先人たちから連綿と受け継がれた宝もののような「話」が光り輝いています。

 最初に掲載されたインタビュー最後の言葉には、「都市に暮らしていても人間は自然の一部。もっと自然に同化するべきです。そのためにはまず風を体に通すこと。人間の体は実は空洞なのですから……。」という件は、私たち現代人が忘れかけたメッセージとして読み応えがあるものです。

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