投稿日時:2015年02月24日(火) 14:18

ばんばんニュース 第26号

版版ニュース2

一昨日の2月22日、日曜日。午後3時から那覇市のパシッフィックホテルは500名の人、ひと、ヒトで大盛り上がり。第49回沖縄タイムス芸術選賞の贈呈式および祝賀会が開かれたのです。賞には大賞、功労賞、奨励賞と40人の芸術家たちが賞状と賞牌を受け、それぞれ緊張した顔顔。そのなかでボクネンは大賞というから、関係者も喜びもひとしおでした。

この賞、昨年度、各部門でもっとも活躍したひとに贈られることから、まさにいま飛ぶ鳥を落とす勢いの芸術家ばかり。そんななかボクネンも美術部門トップクラスの大賞に輝き、ご満悦でした。おおくの先輩、後輩、友人などから次々と祝福の言葉をかけられ、顔も緩みっぱなしでした。

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会場には沖縄工業時代の先生や仲間、故郷伊是名の同期の青年(?)たちが、それぞれ代わりばんこに話に花を咲かせみんな大喜び。ボクネンもそれぞれの祝福に応えるのはいいですが、オードブルをとる間もなく、スタッフがすきをみて差し入れるほどの忙しさでした。

そんななか工業時代の友人が、ボクネンと握手するやこう言ったのです。

「ありがとう」

これにはボクネンも、少しなにがなんだか不思議顔。

「どうして、ありがとうなの?ありがとうは、ぼくのセリフじゃないの?」

すると、そのH氏すかさず畳み掛けました。

「きみがこんな大きな賞をとってくれると、仲間みんなでとったような気がする。だから、ありがとうだ。みんな励みになるしね」

その言葉にうれしくなったボクネン。例の大きな手でH氏の手を力強く握り締めました。

そしてみんな予定の5時半をオーバーしてもなかなか帰らないひとたちがいっぱいのなか、宴は静かに幕を閉じたのでした。

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