投稿日時:2014年01月14日(火) 14:33

ばんばんニュース 第7号

版版ニュース2
私を助けてくれる誰かがいるんです。
BBN-7
 あけましておめでとうございます。今年も”ばんばんニュース”をよろしくお願いします。さて今年のニュース始めは、ギャラリースタッフを紹介します。いま、スタッフは4名の女子と1名の男子。それぞれユニークなメンバーばかり。そのインタビューはだれもがさぞ興味がつきないだろうとおもいきや、トップバッターの上地奈(りな)さん(28歳)。やはり話はおもしろいというか、不思議な世界へ…旅だっていきました。まず季奈さんの親御さんが出生届けで「李奈」(りな)の名字を役所へ届け出に行ったら、「李奈の李の字は中国語じゃないですか?」と職員が言ったそう。すると李奈さんのお父さん素直に「そうですか。それじゃ、季に直しましょう」とあっさり「李」に似た「季」を名字にしてしまった。それで現在の「奈」になったそうなのです。でも「」は「りな」とは読みません。「きな」なのです。「それで、しかたないから奈を”りな”と読ませているんです」。奈さんがお茶目に笑う。なんとうそのようなほんとのような話。この名字の訂正が原因なのか。これから奈さんのけっこう波瀾万丈(?)な人生が始まるのです。中学のいじめ…などいろんなことがあったそう。「でも中学の時期を乗りこえたことで、そのごの人生の辛さも乗りきれたんじゃないかしら」。前向き笑顔で話す季奈ちゃん(ここから季奈ちゃん。しかしそれでも、季奈ちゃん、やはりもともと「引っ込み思案」の性格であったようです。「ひとり旅はしたことがないんです」というまではいいのですが、「ラーメン屋にもひとりでは入ったことがありません…」とも。それでも最近は「ひとりラーメン」も挑戦しているそうです。さて、ここまでは普通の「引っ込み思案」の女子の話で、どこにもありそう。話はこれから俄然、興味津々の話に入り込んでいくのです。「私にはまだ生まれて5か月のころに大好きだった伯父さんがいて、とてもやさしくしてもらっていました。そのころの思い出がこころの支えになっているんです」。李奈ちゃん、いつも人生上で困難なことがあると、いつのまにかその伯父さんが”うしろだて”になって後押ししてくれているような気がするというのです。しかし、そのころの季奈ちゃん、まだ1歳にもなっていません。当然、伯父さんのことなどおぼえているはずがありません。「そうなんですね。おぼえてないはずなんです」。さらに話は続いて、「その伯父さんがよっぽどいいひとだったんだとおもうのは、ものごころがついても家族からその”伯父さん”のことをずっと聴かされ続けていたんですね」。ああっ、これでわかりました。季奈ちゃんがいつも元気なわけが…。その伯父さんにいつもエネルギーをもらってこれまでの人生の仕事や遊びに頑張ってくることができたんですね。「伯父さんがいなかったら、いろんなこれまでの辛いことや悲しかったことを乗り切れなかったかも知れませんね…」。季奈ちゃんが笑う。いやはや、誰でもじぶんを助けてくれる誰かがこの世にはいるもんですね。
  【写真:悲しみも辛さも笑顔にのせて話すギャラリースタッフの上地季奈さん】